秩父札所三十四観音 午年総開帳 その5 札所31番→34番
↓ ルート 31番札所から34番札所までをグーグルアースで作成してみました
秩父札所巡りその5は、札所31番→札所34番
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※スマホでも読みやすいように、改行が多くなっております。PCでは少々見づらくなっていることをご了承願います。
観音院(31番)→ 法性寺(32番)
その5は結願に向けての最終回、6年前に尋ねた峠越えもあるハードなコース。今回は世間での熊騒動もあり、車で移動しての札所巡りとなりました。
関越自動車道を花園ICで降りて国道140号へ、今日は交通量も少なめで快適ドライブ。小鹿野町を通過して山間の道を進むと札所31番の「観音院」に到着です。駐車場の横には「仁王門」、大きくて重そうな仁王様は石造りの珍しいタイプ、ここから先、300段近くある階段が・・・でも問題なし!今日は車、体力は温存しているので元気に階段を駆け上がります。
途中、「十二支霊場」があるので自分の干支にお参り、私は阿弥陀如来、妻は大日如来、家庭と同様、ここでも大日如来様の方が立派で偉そうでした。この先もう一息上れば到着、右手には大きな鐘楼です。
正面が観音堂、背面に巨大な岩の壁を背負った姿は見事な景観、左手には落差が結構ある滝があります。これが「聖浄の滝」で池には鯉が元気に泳いでいます。納経所に鯉のごはんが売っていたので買い求めて池に撒くと、大喜びではしゃいでました。
滝壺のそばには凛々しいお姿で「不動明王」も立っていらっしゃいます。左手の壁には、「爪彫りの伝承がある仏像」が幾重にも浮き彫りにされており、弘法大師が一夜にして彫ったとか。

鷲窟磨崖仏と呼ばれ、岩肌の上方には南無阿弥陀仏、俗に「十万八千仏」といわれており、山全体ではこれだけの仏があるそうです。室町時代の制作とされ、埼玉県の有形文化財に指定されています。右手には弘法大師(空海)が祀られている「大師堂」、隣には慈母観音が祀られています。
次の32番札所まで約10km、前回徒歩で向かったときは小鹿野町から山道に入り大日峠を超えて下りたところが札所でした。今回は、小鹿野町の真ん中を通って赤平川を渡り、山を回り込む形で日本武尊神社を過ぎ、般若川沿いの道を進みます。
今回は車ですから、あっという間に32番札所の「法性寺」に到着。駐車場からまっすぐ伸びた道の先に大きな門が見えてきました。2階に梵鐘が下がる「鐘楼門」です。左右に仁王様もいらっしゃいますので「仁王門」と呼んだ方がいいのかもしれませんね。仁王様のお顔、般若山の大きな扁額にも有難さがあふれています。
門の先、階段を進むと右手が本堂と納経所、札所巡りグッズの販売所もあります。般若山・法性寺の名にふさわしく本堂正面には「般若の面」が飾られています。観音堂はまだ先なので、納経の前に向かいましょう。
右手に「毘沙門堂」を見ながら更に階段を進んでいくと右手の「岩壁の中腹に観音堂」が建っています。脇の階段からお堂に上れますので先へ進みます。背後には大きな岩壁を背負った姿は気高く誇らしく見えます。
お堂には笠をかぶった「お船観音の扁額」、観世音菩薩が船に乗っている姿は珍しいものですね。「秩父で一番美しいとされる石仏」にもめぐり合いました。確かに品のある優しくて美しいお顔でした。

奥の山頂には奥の院の岩船観音像が立っており下からでもお姿が見えます。奥の院への道は険しいですが、大日如来もいらっしゃいますので会いに行きましょう。途中、きつい箇所もありますが何とか拝むことができました。帰りは来た時以上に気を付けて下ります。
続く33番札所までは先ほど同様に10kmほどの距離。山を下り街中へ車を進めて行けば、右手に「ようばけ」と呼ばれる大きな崖が現れます。この辺りは1550万年前は浅い海だったそうです。東京湾からこれだけ内陸なのに信じられませんが、海の生物の化石が出てくるので間違いないですね。見事な地層が露出して広がっています。
菊水寺(33番)→ 水潜寺(34番)
先の左手が、33番札所の「菊水寺」。参道入り口の寺標には「大桜山長福寺」と刻まれていますが、かつて菊水寺を、別当として管理していたのが長福寺だからとのこと。菊水寺は信玄焼きにより灰燼に帰し本尊は、ここ長福寺に移された歴史があるそうです。今はここが菊水寺ということですね。
正面を進むと美しいフォルムの観音堂、「正大悲閣」の額を掲げた、建物上部が切妻造りの入母屋が堂々とした雰囲気を醸し出しています。堂内は土間になっており、落ち着いた雰囲気で、藤原時代の作といわれる一木造りの立像、聖観世音が迎えてくれます。ご開帳ならではのご対面。それは、それは、素晴らしいお姿でした。

境内には、松尾芭蕉の句碑もあり「寒菊や こぬかのかかる 臼のはた」と刻まれています。秩父で最も古い芭蕉句碑とのこと。寒菊とこぬかの組み合わせが、なんとも風情が感じられます。
いよいよ、最終結願の地34番札所へ向かいます。今回最長の移動距離、約16kmを進みます。前回は2時間弱かけて札立峠の巡礼古道を歩きましたが、今回は車で何の苦労もなく移動。少し物足りない気もしますが、熊と遭遇してはシャレにならないので良しとしましょう。秩父温泉満願の湯を過ぎ、途中から道も細くなり川沿いの山道をゆっくりドライビング。
前回の様子はこちら↓

ついに最後の34番札所「水潜寺」に到着です。入口の右手には「秩父三十四番札所」の石柱、左手には「日本百観音結願所」の石柱もたっており、参道には、三十三観音の石仏が並び参拝者を迎えてくれます。
日本百観音は100ヶ所の札所を巡拝する巡礼、西国三十三ヶ所、坂東三十三ヶ所、秩父三十四ヶ所、併せて100ヶ所。こう聞くと、西国と坂東もいつかは巡礼した気持ちになりますね。
参拝順路は右とあります。突き当りが、峠越えの古道の入り口となっていてクマ注意の看板。奥から順番なので、まず崖下の水潜りの岩屋から。
岩屋は非公開ですが、かって巡礼を終えた人々が胎内くぐりをして身を清めた場所です。手前には「水かけ地蔵尊」、お水を頭上より三杯かけて、お願い事を三度唱えてくださいとありました。
本堂は結願寺らしく立派な唐破風を持ち、堂内には金剛杖や菅笠が納められています。本尊の千手観世音は、一木造りで室町時代の作。阿弥陀如来と、薬師如来もまつられています。納経所の横には「日本百観音結願堂」、さらに奥には「佛足堂」、観音像があります。


長かったような、短かかったような午年総開帳「秩父札所巡り」も無事終えることが出来ました。今回は車でしたが、1回目1番から9番は24,8km、2回目10番から21番は20,1km、3回目22番から26番は16,1km、4回目27番から30番は14,1Km、合計75,1kmを歩けたことと、健康な身体に感謝して結願、観音様ありがとう!
せっかく車なので、いつもはゆっくり見ることが出来なかった秩父の街を散策して帰路に就きたいと思います。まず、気になっていた秩父名物豚みそ丼、創業大正四年の人気店「新世界」で頂くことにします。噂通り、しっかり漬かっていて柔らかくてジューシーなお肉は嚙まなくてもいいくらいの逸品でした、さすがお肉屋さん直営だけあります。お店の裏がお肉屋さんの店舗になっています。
秩父神社から、すっかり虜になっているちちぶ餅の水戸屋本店でいつものお餅をゲット、駅で買うのとは気持ちが違いますね。街中はすっかり有名になった食堂のパリーを見て(これ以上食べられないのが残念、オムライス食べたかった)、帰りは関越自動車道ではなく、関東の方には有名な正丸峠を越えて帰ります。途中、芦ヶ久保の道の駅でおみやげも購入して大満足の最終回となりました。
次のご開帳は12年後、私は79歳。次は無いかな~なんて弱気な事を考えないで、また会いに来ます!







































