プチ贅沢でデパ地下のお惣菜やお弁当を買った経験はみなさんもありますよね。
地下から上層階へたまには場所を変えてみませんか?
高級ホテルのレストランはさすがに予算的に厳しいですが、ここなら大丈夫。
フレンチやイタリアン、懐石料理、全国の有名人気店などレストラン街は魅力がいっぱい。
価格的にリーズナブルですし、お店も綺麗、さすがデパートです。
たまには贅沢な空間と美味しい料理を味わいましょう。
※画像はクリックすると拡大でご覧いただけます。
カトレヤ 松坂屋 上野
松坂屋創業の歴史は古く、1611年織田信長に仕えた蘭丸の子が名古屋本町の呉服小間物問屋を開業。
1917年に上野店新本館完成、1924年に銀座店開店、2007年に大丸と松坂屋ホールディングスが、共同持株会社J.フロントリテイリングを設立し経営統合、現在に至っています。
百貨店は全国に「大丸」「松坂屋」を15店舗、「PARCO」17店舗を展開。
松坂屋は高槻、名古屋、静岡、上野の4店舗で営業中。
制服を制定、全館土足入場、エレベーターガールなどのデパート業界初の試みは全て松坂屋さん。
お店のシンボルフラワー「カトレヤ」は包装紙や紙袋にもデザインされギフトに欠かせないアイテム。
レストランは本館5Fに洋食 銀サロン、本館7Fにお好みダイニングカトレヤがあります。
デパートらしくエントランスは明るく広々開放感があります。
大きなメニューウインドウも昔懐かしい大食堂を思い出させてくれます。
メニューは和・洋・中と豊富に取り揃えており、幅広い年齢層のお客様に愛されています。
係の方に案内されて店内へ、広くて清潔感があります。
まずはメニューを眺める楽しみを味わいましょう。
これだけあると迷います。
でも見てるだけで楽しいし懐かしい昭和4年当時の食堂の写真も紹介されています。
まずは生ビールとおつまみメニューから。
蒸し点心3種盛り、ミニ野菜サラダを注文して準備運動です。
サラダは最近見かけなくなった基本に忠実なポテサラ付きのトラディショナルな盛り付け。
ドレッシングもすっぱさ強めの懐かしいお味でテンションあがります。
点心も見た目も美しいシューマイでビールにピッタリ。
ジューシーでお肉の味をしっかり感じる本格的な点心、デパートのこだわりとプライドを感じます。
生ビールをお代わりしたいところですが、我慢してご飯を注文しましょう。
デパートの最上階の大食堂といえばお子様ランチ。
子供のころの思い出、あの感動と興奮は今でも忘れられません。
そんな大食堂のイメージが「カトレヤ」には残っています。
和・洋・中のメニューや店内の広々とした雰囲気、そしてメニューにはお子様ランチあります。
さすがにお子様ランチは頼めません。
大人のお子様ランチ、洋食セットを注文することに。
洋食セットは2,100円で、エビフライ、ハンバーグにサラダが付いておりソースは和風おろしとデミグラスから選べます。もちろんスープとご飯が付いています。
因みにお子様ランチは、その名もキッズプレートで1,100円。
チャーハン、アメリカンドッグ、肉団子、エビフライ、サラダ、ポテトフライ、オレンジジュース、プリンにお楽しみおもちゃ付き。ちゃんと日の丸フラッグも立っています。
昔の記憶からすると、内容は随分変わった気がしますが、これも魅力的。
妻はどんぶりメニューを物色中。
美味しそうなビジュアルの写真に惹かれて「湯葉の玉子とじ丼」に決まりました。
確かにこれは食べた経験がないな。
華やかな洋食セットが運ばれてきました。
まず気になったのはスープ。これはもしかして・・・と一口。
正解でした。懐かしのこれ以上濃くは出来ないだろうと思わせてくれる濃厚なコーンスープ。
久しぶりに味わうことが出来て感激。
そしてハンバーグのデミグラの色。裏切りませんね、食べなくても味の想像がつきます。
こげ具合もいい感じで、ジューシーな食べ応えがあるハンバーグでした。
エビフライは小さくなく、はやりのやたら大きいものではなく、どことなく品があるエビフライ。
タルタルソースがポイントですが、こちらもマヨネーズの味を殺さない絶妙なバランス。
素材のエビだけではなく、衣の魅力を引き立ててくれるソース。
湯葉の玉子とじ丼はメニューの写真通りで艶やかな美しいビジュアルで登場です。
全体の黄色にタケノコのグラデーション、三つ葉の緑でキリっとしまった感じが何とも食欲をそそります。
おろしショウガとネギの薬味が付いており、味変ができるので最後まで飽きません。
あんは関東らしく醤油の濃い色ですが、出汁がしっかりと効いててあっさりとした仕上がり。
この優しいお味。特に年配の方はリピートメニューに違いありませんね。
テーブルのPOPに、クラシックカスタードプリンの案内が。
ヘーゼルナッツのほのかな香り、アーモンドミルクを使用した、ちょっと懐かしい昔ながらの硬めのプリンと書いてあるじゃないですか。
これは頼むしかありません。
喫茶店で食べた、あの少し硬めだけどカラメルソースの味がやけに心に残る青春の味に期待。
チェリーが付いている素朴なプリンが到着、派手さがないのがいいところ。
お味は、予想通りの懐かしいお味で舌触りやのどごしも最近のするする入っていくプリンじゃなく、舌と喉に若干の抵抗感を残しながら胃の中へ入っていきました。
今日はタイムマシンに乗って子供のころに帰ったような、素敵なランチタイムでした。
むかしの味覚って思った以上に残っていることに驚きましたが、その味を長きにわたって守り続けている上野松坂屋さんの努力にも感謝です。
上野のパンダファミリーのお誕生日をお祝いするパンダフルデイズが開催中で、お会計の時「シャンシャン」「シンシン」「リーリー」のステッカーを3枚も頂きました。妻は大喜び。
こうなると「シャオシャオ」と「レイレイ」のも欲しくなりますね。
デパ上シリーズも今回で5回目となりましたが、まだまだいいお店が沢山ありそうです。
次はどこへ行きましょう?探す楽しみがあるのもいいところです。
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