前回、その6 では金香楼 楽園 四五六菜館さんをご紹介しました。
今回は景徳鎮、桂宮、華都飯店さんをご紹介します。
中華料理の中で、ラーメンとチャーハンは誰からも愛され続けている慣れ親しんだ味。
横浜中華街では、お店によって工夫を凝らした数多くのメニューが用意されています。
お得な「ラーメン&チャーハン」のセットメニューもランチタイムの楽しみ。
中華街ならではのレアなメニューも。
きっと、あなた好みの味が見つかるはず。
※画像はクリックすると拡大でご覧いただけます。
景徳鎮
中華街大通りから市場通りに入り真ん中。
中華街で白地の看板は珍しく「景徳鎮」の金文字が目立ちます。
チョット怪しげな恐い感じのフォントもミステリアスでいい感じ。
右手の大きなショーウインドウ内には美味しそうな数々のメニューが目を引きます。
平日なのに本日のご予約ボードもビッシリ、中華街にもお客さんが戻ってます。
ランチメニューは
・豚肉とピーマンの細切り炒め
・えびのチリソース煮
・豆烏賊と野菜のXO醤炒め
・マーボー豆腐
・よだれ鶏の5種。
税込800円。
ライス、スープ、お新香、デザート付き。
このほかスペシャルメニューとして四川風麻婆豆腐掛け御飯、四川風マーボー豆腐掛け麺、マーボー麺と五目半炒飯の3種、それぞれ税込1,100円でデザート付きです。
オーダーはマーボー麺と五目半炒飯。
マーボー豆腐を定食やマーボー丼という形で頂いたことはあるのですが、マーボー麺として頂くのは初めて。
スープと一緒になっても、あの辛さからは逃れられないことだけはわかりますが、どんな味になるのか?
以前こちらで頂いたマーボー豆腐。
辛かったけど、美味しかったので期待大です。
お店の奥の方の二人掛けの席なので、今日はゆっくりと辛さと戦えそう。
なんて考えていたら来ましたよ、赤いのが。
まっ赤なスープの中に白い豆腐が浮かんでいます。
なんだか豆腐の白が神々しい。
チャーハンもいい感じでセット。
白いどんぶりにラー油の赤と豆腐の白
そして景徳鎮の緑のロゴのカラーマッチングがいい感じ。
うれしいことにお店のお姉さまが不織布のエプロンを持ってきてくれました。
白いシャツを着ていたのでお気遣い頂いたようです。
ありがたいサービス、意外と出来ているお店は少ないですね。
ますは、スープから。
えっ、思っていたより辛くない・・・と思ったら、やっぱり辛かった。
でも、スープと混ざっているせいかマイルドな辛さで問題なし。麺がこの辛いスープと絡まってどんどん進みます。
この細麺が最適な組み合わせなんでしょう。
チャーハンも予定通り口の中の火消しのもなっていい仕事しています。
辛さと混じって何とも言えないおいしさ。
これだけくせの強いスープや麺の中で豆腐がしっかりと存在を主張しています。
豆腐の旨さを出せているところが不思議。
マーボー丼の時にはあまり感じなかったそれぞれの素材の味。
麺の場合、スープが媒介しているお陰で感じることができます。
↓↓所在地等お店の情報は過去記事から
桂宮
中華街大通り沿いにあるのがリニューアルオープンした桂宮。
「桂宮」というお店の名前ですが
桂は古来より中国では高い理想という大きな意味を持つ木。
宮は満足いただける空間になるように、との意味があるそうです。
この二つの意味をあわせて命名された「桂宮」、お客様を大切にする気持ちの表れ。
広東、香港料理を中心に薬膳スープや点心も。
お店も綺麗で接客もすばらしくご満足いただけると思います。
ランチメニューも充実。
定食の他にランチ麺・飯セットがあります。
麺は6種類。
ワンタン麺、担々麺、五目焼きそば、上海焼きそば、海鮮煮込みそば、香港式牛肉入りきしめん炒め。
チャーハンは五目に叉焼、エビと3種類のラインアップ。
それぞれデザートも付きます。
叉焼チャーハンをオーダーします。
デザートはココナッツミルクプリン、杏仁豆腐と選べるんですが、今日は奮発。
追加料金税込380円で「マンゴーマンゴー」をセレクト。
ちょうどお昼時で混み始めた時間、奥の部屋の4人席に案内頂きました。
テーブルの調味料はピカピカ。
お客様を大切にしている気持ちが伝わってきますね。
きれいな器に盛られたチャーハンと蓋つきの器に入ったスープがやってきました。
白にゴールドの縁取りがされたお皿って高級感があって気が引き締まります。
一口食べると分かる、くせのない上品な油の香り。
玉子としっかり味が付いている細かく刻まれたチャーシュー。
同じく細かく刻まれた青菜が口の中で嫌味なく混ざり合って、のどを通っていきます。
具材はこれ以上多くても少なくてもいけないと思わせる絶妙なバランス。
スープがまた上品で根菜が入った塩味のサッパリしたお味でお口の中がリフレッシュ。
本日のメーンイベント、デザート登場。
その名も「マンゴーマンゴー」。
ドライアイスから出る白煙に浮かぶこの存在感が気持ちを高ぶらせます。
写真で容器が白く見えるのは陶器ではなくドライアイスから出ている煙の白です。
このマンゴーデザートはプリンではなく、いわゆるピューレ。
トマトピューレぐらいしか知らなかった私には衝撃的旨さが拡がります。
なんて上品でのど越しがいいのでしょう。
そしてマンゴーソースとの味のメリハリ、底からは何やらフレッシュな果肉も。
味も舌触りも楽しめる素晴らしいデザートでした。
↓↓所在地等お店の情報は過去記事から
華都飯店
関帝廟通りの西側、地久門と長安道に面するここ華都飯店は1973年開店の老舗です。
外観は赤い柱が印象的で瓦屋根のひさしも異国情緒が漂います。
店内も広々としており絵画や置物が重厚で高級な雰囲気を醸し出していて中華街の中心部にはないゆったり感が心地いいですね。
こちらのランチはおかず2種類と焼売が付いてくるので飽きません。
でも、今日は麺。華都飯店さんはスープはもちろん麺自体も美味しいんですよ。
訪ねたのがゴールデンウイーク期間だったのでGW期間中メニュー。
麺類はネギそばと担々麺の2択。担々麺、税込1,100円ということで決定。
担々麺は今まで食べたことがなかったので辛さが少々心配ですが楽しみです。
結構赤いのがやって来ましたよ。
強烈なイメージですが、赤い色が美味しそうと感じてしまう今日この頃です。
よく見ると、スープがラー油に侵食されなくて透明感が残っている部分があります。
ということは、ピーナッツテーストの旨味が底に沈んでいるということ。
などと色々考えながら、まずは澄んでいる方のスープを一口。
複雑な出汁の味が拡がります。
次に赤い部分を一口。
やはり辛いけど、刺すような辛みではないので問題なし。
底の方を少し混ぜてからスープを一口。
辛みが胡麻の甘みと相まって深い味わいに。
ここで、麺をすすりましょう。
さらに旨味が拡がります。
担々麺というのは、この複雑な味わいがクセになる魔法の食べ物ですね。
このやや細めのストレート麵が濃厚なスープとの相性抜群でした。
↓↓所在地等お店の情報は過去記事から