老後のひととき 自分時間はレトロな喫茶店で 神保町界隈 さぼうるとぶらじる

さぼうる入口夜景 昭和ノスタルジー
photo by ゆう

昔を懐かしんで神保町の喫茶店を巡りました。

ゆう
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何か“ボーっと”考え事をするとき、PCなしで妄想する時に無くてはならないのが昔ながらの喫茶店です。チェーン店が隆盛を誇る昨今、年々個人経営のお店は廃業が増えており寂しい限りです。

学生時代、そして社会人になってからも神保町界隈には大変お世話になりました。
有名なカレー店に限らず、「キッチン南海」、「いもや」の天ぷら、「キッチンマミー」など、お腹をいっぱいに満たしてくれるお店も多いですが、この街で忘れちゃいけないのが昔からの喫茶店です。
先日、久しぶりに伺うチャンスがあったので今回備忘録を兼ねて紹介します。

前出の「キッチン南海」さんと「いもや」さんは旧店舗は閉店となってしまいましたが、新たに別の場所でオープンされているようです。機会があればそちらも訪ねてみようと思います。

※画像はクリックすると拡大でご覧いただけます。

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神保町 さぼうる

様々なメディアで取り上げられることも多く、あまりにも有名になってしまいましたが、お店は昔のまま健在です。「さぼうる2」のナポリタンが大盛で濃い目の味付けが人気を博しているようですが、塩味のイタリアンもお勧めです、粉チーズを忘れずに。

とは言え、「さぼうる」で味わうのは、やはりコーヒーです。
濃い口のコーヒーに慣れ親しんでいるとカフェのコーヒーではもの足りなくてダメなんですね。
また、おひとり様は二人掛けの年季が入った極小テーブル席を案内されるので他に気を使うことはありませんし、ありがちなキーボードをたたく音も聞こえてきませんので、ゆっくりとした時を過ごせます。
店内の照明も明るすぎることなく、時代を感じさせる壁もいい味わいを演出しています。何より、入り組んだ狭い感じが落ち着くんですよね。

昔に比べると若いお客さんが多くなった気がしましたが、よくよく考えてみると自分が年取っただけでした(笑)さすがにクリームソーダは注文したことはありませんでしたが、流行っているんですかね?赤いの青いのがあるみたいです。

ゆう
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今度は「さぼうる2」の方でランチパスタと行きたいところですが、あの大盛を昔のように平らげるのはもう無理でしょうね。。。何だかさみしい気もしますが年には勝てません。


懐かしい感じ、いつまでも続けて頂きたいです。
いつも店内に座っていらっしゃったマスターの姿も懐かしい思い出です。

さぼうる外観
さぼうる入口
さぼうるコーヒー

神保町 神田ぶらじる

名前は「神田ぶらじる」ですがお店は神保町、「さぼうる」からも歩いて2~3分です。
書泉グランデに通っていたこともあり、すぐ横にある「ぶらじる」にはお世話になりました。
とにかくこのお店は静かなんです。読書にピッタリで、グランデで手に入れたお気に入りの本を片手に美味しいコーヒーを飲みながら目次に目を通すという至福の時が過ごせる貴重なお店です。

ゆう
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ここではストレートでマンデリンを頼むのですが、この苦みがクセになるんですね。
鼻から抜けていく香りも芳醇です。焙煎が違うのかな?豆の問題?自宅では絶対この感じは無理です。

一杯ずつ丁寧にドリップしてくれます。カウンター越しにその丁寧なドリップの様子も見て取れるので、より一層美味しく感じられるのかもしれません。熱すぎないのもいいですね。
小さめですが、禁煙席というか禁煙室もありますのでおタバコが苦手な方でも安心です。

ぶらじる外観
ぶらじる入口
ぶらじるコーヒー

神保町の想いで

現在の都営三田線がまだ都営6号と呼ばれていたころ、神保町のすずらん通りにそのお店はありました。
その名は「たつや」、牛丼屋さんです。当時他の牛丼屋さんは吉野家ぐらいだったと思います。

仕送りで生活していた学生の身にとって牛丼はありがたいライフラインで、たしか300円でおつりが来たと思います。ここの牛丼はお肉に脂がのってて焼き豆腐と玉ねぎが添えられており、あのすき焼きを連想させてくれるプチ贅沢な食べ物、とにかく旨かった。週に2回は食べてました。
神保町は学生の街で、安くて大盛のお店が多かったんですが今は残っているお店も少なくなりましたね。

ゆう
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還暦過ぎて牛丼自体あまり食べなくなってしまいましたが「たつや」は、もう一度食べたてみたいです。

40年以上の時が流れているわけですが、あの匂いとわくわくする気持ち、どんぶりに盛られた牛丼の絵面は頭に焼き付いています。若さもありますが、それだけ食べることに貪欲だったんですね。
最近は食も細くなりつつあり少々落ち込んでおります。当時を思い出して食に対するエネルギッシュな気持ちを取り戻せれば長生きできそうな気がしている、今日この頃です。

牛丼
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