節約は心の安定 こだわりすぎるとストレス 健康が最大の節約
年金生活の重要なテーマの一つ、避けて通れない道が節約。収入を確保することと共に大切な事です。ただし、健康が最大の節約であることを忘れないで、ストレスになって心が病まないように進めることにしました。まずは、生活に必要な衣・食・住のカテゴリー別に自分の現状を見直すことからです。
現状を書き出そうと試みてみましたが、とにかく生活に関する物が多すぎてリストアップもままならない状況。なぜ片付かないのか?引っ越してから23年目、ツケが回ってきたようです。。
そこで、使っているか使っていないか?要るか要らないかを、現状と近い将来を考えて仕分けすること、いわゆる断捨離なるものからはじめることに。
基本となる整理・整頓・収納を考える
なぜ片付かないか?素朴な疑問の答えは意外なところにありました、そうです、物が多すぎるんです。
調べてみると、悩んでいることは皆さん同じ、解決方法を指導してくれる整理収納アドバイザーという有資格者の方々がいらっしゃいます。自己流では限界がありますので、アドバイスメニューを参考にして整理を進めていくことにいたします。
昭和世代の私は、親から物を大切に使いなさいと言われてきました。大切にする=捨てない事、捨てる=罪、と、勘違いしていたようです、使わなくては意味がないのに。基本から学んでいきたいと思います。
どうしてモノが増えてしまったのか?
同じ過ちを繰り返さないためには根本的な問題を解決すること。そもそも、どうして物が増えてしまうのか?ここから確認してみたいと思います。主な原因としては下記の事が考えられます、こうして整理すると、あるあるですね。
・もったいない心理
一度買ったものを捨てることに抵抗感がある人は多いと思います
・買い物が習慣に
何かストレスを感じた時、暇な時、ついつい買い物をしてしまう、ネットでワンクリック衝動買い
・見栄えをよくしたい
周りの人との比較、SNSの影響、情報過多で本当は必要ないものを買ってしまう
・将来使うかも?
万が一の時のためにと、取っておくものが増えてしまうケース(災害対策用品は別です)
・頂き物
断るのが難しく、使わないものが増えてしまう
モノを増やさない 改善策として
買い物の前に、必要なのか、欲しいものかをよく考える。似たようなものを持っているか確認。今までのように惰性に流されることなく、考える習慣を持ち行動するようにしたいと思います。
・断捨離の習慣化
定期的に部屋を見渡し、不要なものを処分
一つ物を買う度に、何かを捨てる
・収納を見直す
収納場所が少ないと、つい物を増やしてしまいがち
収納方法を工夫して、スッキリとした空間を作る
・心の状態を整える
ストレスや不安を感じたら、買い物で解消しようとせず、別の方法で対処
自分の価値観を大切にし、周りの目を気にしすぎないようにする
・いただいたものへの対応
感謝の気持ちを伝えつつ、丁重に断る勇気を持つ
使わないものは、おさがりとして譲ったり、リサイクルに出すなど有効活用
・その他、心がけたいこと
「いつか使うかもしれない」から、「今、使っているか」に思考の軸を移す
物を増やさないという基本的な姿勢については確認できました。これで整理・整頓後のリバウンドは防げるはずです。いよいよ、具体的に現状の解決を進めていきます。
整理・整頓・収納場所の区分
どこから手を付けるか?一気呵成に進められる状況でもないし、課題が多すぎてもモチベーションが上がらないのでお家の中を区分分けすることから始めることにしました。
自分の書斎だけというわけにはいかないので妻と整理整頓の意味も含めて話し合い、お家全体の改革に取り組みという、壮大なプランにグレードアップ。
・家の中を区分する
大きく分けるとこんな感じ、玄関/台所/リビング/寝室/書斎/物置
・それぞれの問題点を確認して準備完了
玄関・・・靴、傘、スリッパ、下駄箱の中と上(履いていない靴、小物が多い)
台所・・・食器棚、小物の数、冷蔵庫の中、カウンター(食器が多い)
風呂・洗面所・・・棚、引き出し(使いかけ、在庫ストックが多い)
リビング・・・テレビ廻り、ソファー、小物入れ(小物が多い)
寝室・・・ベッドのまわり(小物が多い)
書斎・・・本、書類、机の周り、引き出し(本、書類、引き出し内の文具が多い)
クローゼット・・・シーズンごとの服(古い服、ビジネスマン時代のスーツや小物)
物置・・・何があるか分かっていない(押し込んである状態)
書き出すとこんな感じに、さすが全部は無理。この段階でモチベーションはかなり低下してしまいました。が、ここが踏ん張りどころ!私は書斎とクローゼット、下駄箱の靴、家内は台所から始めることに。
整理と区別・収納
・整理とは
不要なものを捨てる、適切な場所に移動させる。全体をすっきりさせ、 散らかった状態を改善し美しい状態にする
・区別とは
モノのカテゴリー分けや優先順位付けを行う、 目的を持って収納し、探しやすくする
明文化するとこんな感じでしょうか。捨てて終わりではなく、次に使いやすくすることも考えなくてはいけません。どちらかというと、今までは捨てて終わりだったことを反省。綺麗な状態が続かなかった原因はこれですね。
必要なものと不必要なもの、よく使うものと、あまり使わないもので区別して考える。衣類や靴、食器など本当に必要な量はどれくらいなのか?を考えてみる。
書類については時系列に揃えてファイリング、取説等はデジタル情報を確認し紙は捨てる。本については実用本だけではなく趣味的なのこともあり積読本も多い。捨てるのは心が痛むが飾りとして割り切れない以上は処分。
これらを念頭に置き、実践してみました。
今回捨てたもの
・本と書類
・机廻り、引き出し内の文具
・使用頻度が減った靴
・着なくなった服、スーツ
この他に使用頻度が減った食器、来客用や結婚式の引き出物で頂いたもの、景品など(グラスが多くて改めてビックリ)、おかげで食器棚内は半分になりました。これらと粗大ごみを量が多いので、直接市内の廃棄場へ車で持ち込むことに。車ごと計量して料金を払うシステムですが楽だし非常に便利、そして割安。これからもお世話になろうと思います。
今回のまとめ
・所有の意味を考える・・・機能性だけじゃなく感情的な価値も考える
・物の本質を知る・・・自分にとっての役割や価値を考える
・整理の狙いを明確に・・・不要なものは手放す、必要なものを適切な場所に置く
・使用頻度でグループ化・・・頻度が高いものは身近に、指定席を作る
・収納を分析・・・モノと場所の最適な組み合わせを探す、収納器具の工夫も大切
・賞味期限の考え方・・・物理的、精神的、機能的な寿命を意識して一定期間使わなかったものは処分
整理・収納で時間的、経済的、精神的3つのメリットが得られました。この状態を維持して快適なシニア生活を続けたいと思います。
モノが整理されたので、次回は具体的な節約術(経済的・時間的)を検討します。