狭山茶買出し シニアウォーキング 入間市 茶どころ通りとジョンソンタウン

狭山茶買出し シニアウォーキング 入間市 茶どころ通りとジョンソンタウン シニア元気実践術
photo by ゆう

夏も近づく八十八夜も過ぎて、新茶のシーズンがやって来ました。
新茶はカテキンが少なく、テアニンという旨味成分が豊富、リラックス効果が期待できます。
旨味と渋み、苦味のバランスが優れているのも魅力。

狭山茶は「色は静岡、香りは宇治よ、味は狭山でとどめさす」とうたわれる日本三大銘茶のひとつ。
そんな狭山の新茶を工場直売で買い求めるため、今年も入間市にやって来ました。

埼玉県西部、東京都西多摩地区で生産されていますが、入間市は狭山茶の約6割を生産しています。
毎年恒例の健康ウオーキングを兼ねての狭山茶買出しツアーです。

※画像はクリックすると拡大でご覧いただけます。

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狭山茶 茶どころ通りを歩く

スタートはJR八高線の金子駅。
この八高線、八王子駅と群馬県高崎市倉賀野駅を結ぶ路線、八から高へで八高ということ?わかりやすい。
なかなか乗る機会がない路線ですが、沿線は間近に見える横田基地の輸送機や戦闘機の離発着から、のどかな田園風景までが楽しめる隠れた人気路線です。

金子駅前には大きなウォーキングマップがあります。
今日は一面の茶畑が満喫できる茶どころ通り沿いに入間市駅を目指してウォーキング&買出し。
※ このコースは歩道がない道を歩くので、車への注意が必要です。

駅を出て左に行くとすぐに霞川が流れており橋を渡って右方向へ、お茶屋さんが並ぶ街道を歩きます。
狭山茶の農家さんは栽培だけでなく、加工から販売まで行う工場直売のお店が多いのが魅力。
お店による味の違いが分かる達人にはなれなくても、巡る楽しみはありますね。
お店のすぐ横には加工工場があり蒸しから乾燥まで一貫して行っています。
街道を歩いているとお茶を焙煎する香ばしい香りが漂ってきてリラックス気分。

     おもて茶房 坂本園
       三ツ木園製茶
      茶工房 比留間園
一面茶畑の風景

茶工房 比留間園の十字路を右方向に進むと茶どころ通り。ここからは茶畑のど真ん中を歩く絶景コース。
一面緑のジュータンがひろがります。途中、安部元総理のお父様の書、「狭山茶どころ」の石碑や原野 子育て地蔵、年季の入った看板も郷愁を誘います。

機械化されたお茶の収穫風景も見られるのはこの時期だからこそ。貴重な茶摘み風景です。
あっという間に刈り取られた茶葉は後ろの籠に集められ、輸送用の軽トラックにワンタッチで積み込まれて工場へ運ばれていきます。こう見てると、手摘みの場合は気の遠くなるような重労働だということが良くわかります。

茶畑に扇風機のようなものが付いた塔が並ぶ、不思議な風景が広がります。
これは空気を滞留させて霜が降りないようにする防霜用のファン。手間がかかるんです。
お茶はもともと温暖な場所に生息する樹木、寒さが苦手なんです。
このあたりは静岡や宇治と比べて冷涼な地、品種改良を重ねて寒冷地に強い肉厚の茶葉を育てているそうです。
冬の間、お茶の木を十分に休ませることで甘く濃厚でコクのあるおいしいお茶ができるというわけです。

狭山茶日本一の道標を過ぎて、小腹がすいたのでお団子タイム。その先、圏央道を右に見ながら再度霞川方面へ進むと右手に狭山茶買い付け目標の髙野園さんに到着です。

さやま茶製造・販売 髙野園

髙野園さんは代表の「髙野 茶実夫(たかのちゃみお)」さんが、1つ1つ目で見て、手で触って、味わって、五感をフルに使い、心を込めて製造した、皆様に安心して飲んでいただけるお茶を提供。
茶が実る夫で茶実夫さん、これ本名だそうです。もはやブランド。
新茶の早期収穫のためビニールハウスにも力を入れていらっしゃいます。狭山茶では一番早い「初摘み」を行い、モットーは「安心・安全・おいしい」、消費者にやさしいお茶農家さんなのです。

煎茶の他に上茎茶、造り込み煎茶、さやま和紅茶を購入。

茎茶は名前の通りお茶の葉の茎の部分、棒茶とも呼ばれ煎茶の製造過程で生まれます。
甘み成分がこの茎には多く含まれているので、茎茶はリラックス効果の高い甘いお茶として人気があります。

造り込み煎茶とは煎茶のように茎や芽を抜かず火入れしたお茶で価格もリーズナブル。
熱いお湯でしっかりした味と香りが楽しめます。

そして和紅茶、紅茶の苦みや渋みが苦手な方もいらっしゃると思いますが、この日本産の紅茶は優しい味で渋みも少なくフルーティーなお味です。ご存じのとおり紅茶も日本茶も原料は同じお茶の葉、狭山でも完全発酵茶である紅茶を作っている茶園はたくさんあります。ぜひお試しください。

奥さんに相談しながらの品定めを終えて、おいしいお茶を入れて頂きました。
甘い、なんでこんなに甘いんでしょう。なぜかお家で淹れてもこの味が出ないんですよね。

帰りに、昨日収穫したばかりというジャガイモをお土産に頂きました。感謝です。
ザックもいっぱいになりました。先を急ぎましょう。

ジョンソンタウン マーベリックス ビアステーション

髙野園さんから歩くこと40分くらいでジョンソンタウンに到着。

こちらは、元米軍住居地域跡で米軍ハウスと呼ばれる平屋のアメリカンな住宅跡が点在するエリア。
現在でも基地の中や沖縄には米軍住居が現役で存在していますね。広々とした芝生のお庭にある白いブランコ、クリスマスに飾られるカラフルなデコレーション、昔は憧れたものでした。

アメリカ郊外の街並みを思わせるここジョンソンタウンでは、お店として営業しているオシャレなハウスが何件かあり人気を呼んでいます。
米軍ハウスの雰囲気を継承した平成ハウスと呼ばれる新築したハウスもあります。

10K近く歩いたので、お腹もすいたし喉も乾きました。
こんな時はあれですね。そうです、キンキンに冷えたビール。
このためにがんばって歩き続けてきたようなものですから。

ジョンソンタウン入口にビアステーション マーベリックスがあります。
店内は広々と42席、テラス席もあります。

純粋令生ビール、聞きなれない言葉ですが1516年にドイツ・バイエルン州で制定された、今もなお有効な世界最古の食品条例「純粋令」に則ったビールとのこと。ビールの原料を「麦、ホップ、水、酵母」に限定した特別なビール、フードメニューも充実です。

シュバルツブロイのプレミアムラガーでまずは乾杯、コク、キレ、苦みと香りのバランスが整った味でのどごしも良くてごくごく飲めちゃいますね。

お腹もすいたので、シーズニングオイルで仕上げたビールに合う枝豆、トマトのグリーンサラダからスタート、自家製ドレッシングが抜群なお味です。 クリームチーズのコクがくせになるポルチーニ茸ペンネとアメリカンチキンテンダー&モッツアレラチーズスティックも注文し、2杯目はエルディンガーのヴァイスビア、苦みを抑えたマイルドな味わいのビールです。

タコスや中華料理までありますが次回のお楽しみということで今日はお開きに。
LINEの友達登録キャンペーンでペットボトル入りのビールと自家製特製ドレッシングをプレゼントで頂きました。とっても得した気分です。
こちらは、ビールの量り売り専用ボトルも用意して販売しているんです。
家庭でこの味を楽しめるなんて贅沢ですね。

今回も楽しい狭山茶巡りでした。
機会があれば皆さんも本場のお茶をお楽しみください。

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