前回、その24 では美心酒家、福樓、Eggs’n Thingsさんをご紹介しました。
今回は桂宮、重慶茶楼、カフェジャンさんをご紹介します。
町中華のラーメンやチャーハン、餃子などは食べなれていますが、本格的な中国料理となると種類も多く何を頼んでいいのかよく分かりませんよね。そこで登場するのがランチ。
中華街はお店が日替わりでシニアにもピッタリな本格的中国料理が多彩です。
土日祭日とは違い平日の中華街は違った風景、気軽にお得な中華を楽しみます。
ランチを楽しもうをスタートして約一年、回を重ねて記念すべき25回目となりました。
今回は、ゆうが満を持してご紹介する2店舗。
ビジネスでの会食ランチはもちろん、デートでも使えるお店です。ぜひご覧ください。
※画像はクリックすると拡大でご覧いただけます。
桂宮
中華街大通り沿いにあるのがリニューアルオープンした桂宮。
「桂宮」というお店の名前ですが
桂は古来より中国では高い理想という大きな意味を持つ木
宮は満足いただける空間になるように、との意味があるそうです。
この二つの意味をあわせて命名された「桂宮」、お客様を大切にする気持ちの表れです。
広東、香港料理を中心に薬膳スープや点心も提供されています。
お店も綺麗で接客もすばらしくご満足いただけると思います。
ランチですが、よだれ鶏、黒酢スブタ、家常豆腐は980円
海老のチリソース、牛肉のオイスターソース炒め、牡蠣の豆鼓炒めが1,280円
海鮮3種炒め、スズキの青唐辛子煮込み、フカヒレ麺が1,880円と選べます。
すべて、ご飯、スープ、香の物、デザート付き。
麺やご飯のランチも充実しています。
ワンタン麺、上海焼きそば、五目チャーハン、担々麵、香港式牛肉入りきしめん炒め、叉焼チャーハンなど980円でデザート付き。
デザートはココナッツミルクプリン、杏仁豆腐、マンゴマンゴのみ380円追加となりますが
3つの中から選べますよ。
そろそろシーズンも終わりに近づいてきましたので、大好きな牡蠣の豆鼓炒めにします。
豆鼓は中華料理には欠かせない黒豆を発酵させて作られる調味料、四川風麻婆豆腐にも使われています。
この旨味とコクが牡蠣と一緒になるとどうなるのか楽しみ。
オーダーが済むと、ジャスミンティーが運ばれてきます。
オシャレなランプ風の卓上コンロにティーポットを乗せてくれるのでお茶が冷めません。
テーブルが華やかになりますし雰囲気もロマンチック。
料理が運ばれてきました。豆鼓炒めの鍋もコンロ付きなので料理が冷めないのがありがたい。
なべ底の豆鼓のタレがグツグツいい感じ、牡蠣は5つも入っています。
ピーマン、玉ねぎなど野菜とキノコもバランスよく入っており健康的。
牡蠣は豆鼓の濃厚な味付けに負けていませんよ。
玉ねぎの甘みが牡蠣の旨味をサポートしてくれています。
ごはんもピカピカで美味しく、より一層豆鼓炒めの良さが引き出されます。
スープですが、薄味ながらも鶏肉と大根などの旨味がよく出ている上品な後引く深みのあるお味。
ジャスミンティーで一息ついて、デザートをいただきましょう。
ココナッツの独特に風味が、硬めのしっかりしたプリンの食感にマッチしています。
甘みも抑えてありますので大人のデザートって感じ。
お店の雰囲気もお料理も味付けも、控えめで上品な仕上がり。
でも、推すべきところは推すという自信と力強さが感じられるお店です。
だからこそ印象に深く残る充実のランチタイムを味わうことができるんですね。
ランチ再開してくれてよかったです。また来ます。
重慶茶楼
重慶茶楼さんは、1959年創業の四川料理の老舗、重慶飯店の飲茶専門店です。
朝陽門から中華街大通りを入ってすぐ左側、1階の重慶飯店第一売店脇の階段を上がり2階がお店です。
平日は限定のお得なランチがあります。
週替わりランチメニュー、定番の担々麵セット、餃子ランチ、全焼売ランチは1,200円でミニ麻婆豆腐とスープ、杏仁豆腐付き。
他にも1,100円の麻婆豆腐セット、焼売ランチがおすすめ。
また、プチ贅沢ランチは海鮮の冷菜、大海老のマヨネーズ和え、大海老のチリソース、蒸し鶏の特製ソース掛け、かぼちゃ餃子・ほうれん草餃子、選べる湯麺(ハーフサイズ:ワンタン麺・担担麺・サンマー麺)、杏仁豆腐がついて1,980円ととってもお得なランチです。
お粥ランチや点心ランチも魅力的
点心のほか揚げ物や焼き物、青梗菜炒めも入っています。
そして重慶茶楼さんはカレーもあるんです。なかなか決められません。
悩んだ挙句、オーソドックスに全焼売ランチを頼むことにしました。
焼売は6個、重慶焼売2個、 糯米焼売、 蝦焼売、 蟹焼売、 椎茸焼売とバリエーション豊かな焼売たちをサービス価格で味わうことが出来ます。
麻婆豆腐やコーンスープのセットがまずは到着、ツーンと山椒の香りがテーブルから漂ってきます。
何と言っても四川料理の名店ですからミニといっても手抜きはいっさいありません。
小さくても存在感があります。
待つこと五分くらいで蒸したてあつあつの焼売がせいろに入って登場です。
酒飲みにとって、ビールなしでシューマイを頬張るのは何とも辛い行為。
でも、こちらのシューマイはご飯のおかずとして立派に成り立っておりアルコールなしでもストレスを感じさせないパワーがあります。
忘れていけないのがミニ麻婆豆腐、辛いだけじゃない旨味が凝縮されており豆腐も固めの下ごしらえがていねいにしてある麻婆豆腐にぴったりの豆腐に仕上がっています。
さすが重慶飯店さんです。
カフェジャン ベトナムコーヒー
カフェジャンはベトナムハノイに本店を構えるベトナムコーヒーが飲めるお店です。
ベトナムコーヒーは深めに煎った豆を使用しコンデンスミルクを加えて飲むのが一般的です。
こちらで使用しているコーヒー豆は本場ベトナムから直輸入。
現地で厳選されたロブスタ種とアラビカ種をブレンドした完全オリジナル。
濃厚な味わいが特徴です。
かなり苦みがありますが練乳でマイルドな仕上がりになっています。
また、名物「エッグコーヒー」は、卵とコンデンスミルクでカスタードクリーム状に泡立てたものをコーヒー上にのせ、すくって混ぜる新感覚のコーヒー。
ベトナムではおなじみのバインミーは、北京ダック・チャーシュー・野菜・パクチーを挟んだベトナムのサンドウィッチのこと、セットメニューも用意されています。
エッグコーヒー、エッグシナモンコーヒーは550円、ベトナムエスプレッソコーヒーは500円です。
バインミーは600円ですが、ハーフとドリンクのセットで550円の持ち帰りセットもあります。
私は練乳入りベトナムエスプレッソコーヒー550円をテイクアウト用で注文しました。
待つこと10分少々、ていねいに一杯ずつドリップしているので時間が掛かります。
ベトナムに行ったことがない私はベトナムコーヒーといえば、あのチェーン店サンマルクカフェでの経験しかありません。現在は発売終了しています。
店内はベトナムの田園風景の絵が掛けられており、なかなかいい雰囲気です。
席で待ってるとテイクアウト用ですが、愛想がいいお姉さまが持ってきてくれました。
飲んでみると、今まで味わったことがない味です。
結構苦いのと、コーヒー豆に独特の香りがあります。
ロブスタ種の香りでしょうか?練乳も結構効いていますね。
あのチェーン店で飲んでいたそれとはまったく違う味わいです。
かなり個性的な味なので好みは分かれるところでしょうか。