横浜中華街 ランチを楽しもう その14 清香園 楽園 洋食キムラ

清香園食を楽しむ
photo by ゆう

前回、その13では池波正太郎さんを偲んで、中華街の清風楼 蓬莱閣 得記さんをご紹介しました。
今回、いずれも美味しさで定評のある清香園、楽園、洋食キムラをご紹介します。

町中華のラーメンやチャーハン、餃子などは食べなれていますが、本格的な中国料理となると種類も多く何を頼んでいいのかよく分かりませんよね。そこで登場するのがランチ。

中華街はお店が日替わりでシニアにもピッタリな本格的中国料理が多彩です。
知らない料理を体験できる楽しみと種類が多い中華の知見が深まるという魅力的なランチタイム。
土日祭日とは違い平日の中華街は違った風景、気軽にお得な中華を楽しみます。

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清香園

大通りから中山路に入り関帝廟方面へ歩いてすぐ左側に黄色い看板が目に入ります。
赤の清香園の文字が輝き、メニューパネルが並びます。手書きのランチメニューボードは必見ですよ。

1階はテーブル席、円卓もあります。2階はパーティーでも使える全て円卓の80名着席宴会可能なスペース。
個室も2ヵ所ありますので商談にも使えますね。店内は広々と清潔感溢れる造りでテーブル間もゆったり。

ランチど真ん中の時間でしたが4人用のテーブルをご案内頂きました。
一人なのに、嫌な顔しないでご案内頂ける気遣いがありがたいです。これが名店の余裕なのか。

お向かいには予約のご年配5人グループが円卓を囲んで生ビールで乾杯、おすすめコースを楽しそうに召し上がっていらっしゃいます。引退仲間で平日の昼に集まって会食なんて羨ましいですね。
甕だし特選紹興酒をオーダーする声も聞こえてきます。気になりますな~
お酒が飲めないというランチ族の弱点を痛感させられますね。

気を取り直して、こちらはメニューを選びましょう。
シェフ厳選のセットメニューは麺類が中心、炒飯、点心、お新香、杏仁豆腐が付いて850円~950円。
タンタン麺、チャーシュー麺、五目そば、サンマー麺、五目焼きそば、エビ焼きそば、牛バラそばと豊富。

メインにスープ、お新香、点心、デザート付きのサービスランチメニューもあります。
A.干しエビと冬瓜の煮込み、B.麻婆茄子、こちらは715円
C.広東風味付け醤油鶏、D.イカの辛み炒め、こちらは825円

特選サービスランチはエビチリと薄切り牛肉のオイスター炒めでそれぞれ935円です。
お得なフカヒレ料理、あんかけご飯は1320円、フカヒレそばも1320円と、お得な価格で提供されてます。

今日も暑い日が続いています。正直食欲はあまりありません。
ここは、見た目もお味もさっぱりな干しエビと冬瓜の煮込みといきましょうか。
冷やし中華しか浮かばない食欲減退のこの時期にはピッタリかもです。期待しましょう。

干しエビと冬瓜の煮込み 715円

まず冬瓜の煮物のボリュームに驚かされるのと、ビジュアルの美しさに感動。
上品な控えめな塩味ですが、柔らかく煮込まれた冬瓜が優しく胃にかけてくれます。夏に負けるなと。
そして、干しエビの豊潤な香りが食欲を増進してくれます。この組み合わせ最高。
これが広東料理なんですね。スープが奥深い味わいで止まりません、ご飯がいらないくらいでした。

スープは海苔が入っているので、こちらも優しい海の香りが、お新香は搾菜ではなく浅漬けなのでサッパリ。
さすがに、これだと物足りないか?とのご心配は無用です。
蒸したての点心、シューマイが出てきますので、お肉の満足感も得られます。
デザートの杏仁豆腐はご覧の通りボリューミー、こちらも甘さ控えめな杏仁でグッド。
中国茶もポットで付いてくるところが太っ腹!ありがたい。

オーナーシェフがご出身の福建は中国最高級のスープで有名。特にスープへのこだわりをお持ちのようです。
スープをとる素材は「親鳥、豚足、干しスルメイカ、昆布、鳥の砂肝、アヒルの砂肝、アヒル肉、牛スネ肉、豚スネ肉、干し貝柱、干しマテガイ、干し椎茸」とすごい数です。
これら煮込んだ壺を開けたときの香りが素晴らしいとのこと。これって、絶対期待できますね。
フォーティアオチアン最高級スープとして提供されているそうなので機会があればぜひ味わってみたいです。

今回のランチ、酷暑を乗り切るための工夫が施してあり大変助かりました。
夏バテ危険信号が点滅したら、また訪れたいと思います。

楽園

善隣門のすぐそば、大通り沿いに少々地味にお店を構えているのが楽園さん。看板も控えめですね。
どこか日本の町中華の雰囲気が漂いホッとする安心感が。冷やし中華もあります。
やさしそうなお母さんが迎えてくれますよ。

ランチはすべて700円でとってもお得、五目うま煮、カニ玉、牛肉とピーマン細切りの定食3種。
このほか、ネギそばとわんたんめんも用意されています。

ランチ カニ玉 700円

もつが有名でレバニラ炒めがお勧めなんですが、今日のランチメニューには入っていないのでもう一つの人気メニュー、カニ玉を注文することにしましょう。メニュー看板には芙蓉蛋(ふようたん)となっています。

強い火力が活かせる、ふわふわの玉子炒めを中華街ではよくオーダーするのですが、あん掛けのカニ玉の魅力も外せません。コクのあるしょうゆベースの甘辛ソースは、中華スープがしっかりしているからこそ出せる最高のあんかけソース、ご飯との相性もバッチリです。

玉子の中にはチャーシュー(例の赤いやつです)の刻んだものが入っており、カニの身は見当たらないものの風味が感じられ大変バランスのいい味に仕上がっています。旨いとしか言葉が見つかりません。

トマトが入った玉子のサッパリスープと味のしっかりした搾菜でさらにごはんが進みます。
ご飯そのものもおいしかったです。

お隣さんはAの五目うま煮を注文されたのですが、来た料理は私の知るあんかけのうま煮の姿ではなく野菜炒めの感じ。八宝菜のような感じもしましたが、とにかくメチャおいしそうで気になって仕方ありません。
ここが中華街の面白いところ、まだまだ知らないことが沢山あります。
次はこれですね。チャイナタウン探求のランチ旅は続きます。

洋食キムラ

JR桜木町駅から大岡川沿いを都橋へ向かって行くと昔ながらの懐かしい雰囲気の入口が見えてきます。
老舗レストラン「洋食キムラ」です。看板もレトロタッチないい味わいですね。
初代シェフが米軍の厨房を手伝いながらハンバーグの基礎を、さらに独自なデミグラスソースを作り上げたそうです。このオリジナルな味は現在3代目に引き継がれているんですね。

お店は入ると中二階、2階があります。
2階の大きなテーブルへご案内頂きました。6人用の席、何だか申し訳ない。
内装はシンプルで懐かしい感じ、そして清潔感と高級感が漂う凛とした雰囲気。

メニューは人気のハンバーグをはじめ、ビーフシチューやカニクリームコロッケも人気とのこと。
オーダーするのは、やはりこれ。人気のハンバーグセット、プチサラダが付いて1,660円です。

サラダが運ばれてきますが、まずドレッシングのフレッシュさに引き込まれます。
オイリーの中にキリっとした酸味とスパイスが効いていて、これだけでも食べる価値あり。

ハンバーグセット 1,660円

ハンバーグはシェル型の鉄板で登場。まだ生の状態の卵が脇を固めています。
ヴィジュアルで驚かされます。見てください、この熱々の勇姿を。
見るからに美味しそうな、つやのあるデミグラが更に期待感を高めてくれます。

ナイフを入れてみます。とても柔らかで表面も固くなく肉汁があふれ出ます。
前処理か?火入れか?、焼き方に秘密がありそうです。この感じは簡単には出せません。
他店のそれとはまったく違います。ナイフがいらないくらい。

口に運ぶとこの柔らかな食感がデミと相まって何とも言えない幸せな味が口の中一杯に。
酸味がかなり強いデミグラなんですが、甘みも強く感じられる特徴あるソースです。
少々お値段はお高めですが、他では味わえない納得の逸品です。

チェーン店やファミレスのハンバーグも慣れ親しんだ味でいいと思いますが、最低月に一度はこのような本物の味に触れることは人生のスパイスとして必要なんだな~と強く思いを胸に刻んだひと時でした。
やはり食が持っているエネルギーはすごいです。心の元気も頂きました。
ごちそう様とありがとうを贈りたいと思います。

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