昔アウトドアでよく作った、「ペンネ・ゴルゴンゾーラ」ポルチーニ入りを今回作ってみました。
若い頃ですから、省エネモードのお財布のことも考えて作った男の料理。ペンネを使うことで食べやすく、濃厚な味がくせになる、おつまみ感覚のメニューです。
アウトドアでおつまみとしての役割が優先だったこともあり、イタリアンレストランで出されるそれとは違う代物であることをご了承ください。結構、適当に作っています。
ブルーチーズ、生クリーム、ポルチーニは全て高級食材なので、省エネ対策としてクリームチーズ、牛乳、エリンギ、マイタケ様にもお手伝い頂きます。
さらにタマネギにもご参加いただき「かさ増し」作戦を実施しています。
さらに、さらに、邪道と言われようがベーコン様にも少し参加いただき、脂のパンチを加え若き血潮を満足させるスペシャルバージョン、当時は何でもありです。
滅茶苦茶おいしくて評判も良かったので、今回の男の料理シリーズで挑戦することに。還暦も過ぎて味の好みも変わっていると思いますが、気持ちだけはまだ若いんです。
きっとおいしい料理、いや、おつまみが出来ることでしょう。
では、まずは注目の材料から・・・結構アバウトなので、ご参考程度でお願いします。申し訳ありません。
●準備するもの(約2人前 強)
・ペンネ 180g
・ゴルゴンゾーラ(ピカンテではなくドルチェ)45g×2 90g
・クリームチーズ/友情出演 15g~30g
・ポルチーニ茸 ひとにぎり
・エリンギ/友情出演 1本 中くらい
・マイタケ/友情出演 1本 中くらい
・タマネギ/特別出演 1/4くらい
・ベーコン/特別出演 2枚ほど
・生クリーム 40cc
・牛乳 40cc~60cc
・パルメザン粉チーズ
・白ワイン
・無塩バター
・オリーブオイル
・塩
・ブラックペッパー
・パセリ(ドライ)
●材料について
「ペンネ」はその名の通りペン先の形をしたショートパスタ。筒状なのでソースが中に入ってスパゲッティとは違うソースのからみ方になり濃厚な味が楽しめます。
フォークでくるくる巻かなくても、そのまま食べられるのでアウトドアで重宝したパスタ。
「ブルーチーズ」は見た目から分かる通り、青カビによって熟成を行うチーズ。「ゴルゴンゾーラ」はイタリアのブルーチーズ、フランス、イングランドにもあります。結構塩味が強いチーズです。
スーパーに行くとゴルゴンは2種類売られていますが、ピカンテはカビの量も多く味が辛くて強い感じ、刺激が強いので今回はドルチェの方が良いかもしれません。あくまで好みですが。
※ レシピにあるのは、よくスーパーで売られている1パック45gのゴルゴンゾーラを想定していますが、今回使用したのはお徳用の大きなものを半分にして使っています。
「ポルチーニ茸」は香りが高いイタリア料理で使われるきのこ。個人的には、この香ばしい香りは松茸以上だと思っています。
イタリアでは生のポルチーニを炒めて家庭料理でも使っていると聞きますが、日本で手に入るのは乾燥ポルチーニが一般的。ぬるま湯で戻して使うのですが、戻し汁が濃い茶色でビックリします。
でも、これを私は魔法のスープと呼んでいます。最高の味を引き出してくれる大切なものなので、捨てないでくださいね。
さて、今回も前置きが長くなりましたが調理に移りましょう。
といっても、メチャ簡単で説明することはほとんどありません。
まず、ポルチーニ茸はボウルなどでぬるま湯で戻し、戻し汁はあとで使うので取っておきます。ニンニクはみじん切り、ベーコンとタマネギは薄切り、キノコ類は適当にざく切りで準備しておきます。
ペンネも同時進行でゆで始めましょう。
オリーブオイルでベーコンを炒め余分な脂をふき取ります。次にニンニク、タマネギを入れて炒めます。さらにエリンギ、マイタケなどキノコを投入。
バターを入れて、タマネギが透き通ってしんなりしたら白ワインを入れて煮詰めます。すでにとってもいい香りが漂います。そして、戻したポルチーニと魔法のもどし汁を入れて全体になじませていきます。
生クリームと牛乳を入れて、チーズを投入し弱火で混ぜながら溶かしていきます。煮過ぎに注意です。
私はここで牛乳は多めに入れてつゆだくにするのが好み。入れるチーズの量や濃い口か否かなど、お好みで調整してみてください。
ここはあわてないでください。余熱でもいいくらいなので、じっくりチーズを混ぜながら溶かしていきます。多少粒粒が残っても気にしません。
塩コショウで味を調えてペンネを投入、かき混ぜればあっという間に出来上がり。
なんと簡単な料理なのでしょう。材料さえそろえれば、誰でもどこでも簡単に作ることが出来るこの料理。 見た目はポルチーニが入ることでおいしそうな白から茶色になって、少々映え方に問題はありますが、味はとっても美味しいです。
お酒はワインはもちろん、ビールでもok。バケットも美味しさを引き立ててくれます。
適当に作る割には、素材が持つ力が絶大なのでなせる業です。
ぜひ、お試しください。