東海道 街道を歩く その8 歴史を訪ねる シニアの健康ウォーキング 平塚→二宮

街道ウォーク
photo by ゆう
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東海道 その8 平塚→二宮

東海道その8は、平塚→二宮を歩きます。
距離は17,1Km、所要時間は4:51時間 22,683歩、消費カロリー1997kcal

※画像はクリックすると拡大でご覧いただけます。

※スマホでも読みやすいように、改行が多くなっております。PCでは少々見づらくなっていることをご了承願います。

大磯 虎ヶ雨

平塚→大磯

今日は肌寒い曇り空ですが、街道歩きはスタートです。昔の旅人は雨の日だって歩いた訳ですからね。晴れの日にはない、新たな発見があることを期待しましょう。

平塚宿で最初に訪れるのは、番町皿屋敷「お菊塚」。曇天の下、気持は更に寒くなる感じですが紅谷町公園に向かいます。

「いちまーい、にまーい」で皆さんご存じの怪談話。あのお菊さんは、ここ平塚宿役人、真壁源右衛門の娘さんだったんですね。江戸、青山主膳方で手打ちになった理由は諸説あるようです。

前回通った、馬入の渡し場で長持詰めとなって父親に引き渡されたとあり、思わず丁髷まんじゅう思い出しちゃいました。公園の一角に塚がありますのでお参りしていきます。

お菊塚
江戸見附跡
クスノキ

繁華街を歩いていくと旧東海道にでました。市民プラザ前の交差点からすぐにあるのが「江戸見附跡」、平塚宿のはじまりです。ここから京見附まで街並みが約1,5km続く大きな宿場町。

東の十八軒町から西の柳町迄、五つの町に本陣や問屋場、旅籠があり二百軒を超える街並みが続いたとありますから立派なものですね。見附も土盛りされ竹矢来が組まれて再現されています。

すぐ隣には立派な「クスノキ」、むかし平塚小学校があった場所です。

手書きのPOPが目を引く和菓子屋さん、「菊最中」とあります。先程お参りしてきただけに、菊の文字には反応せざるを得ません。「かわさきや」さんで「菊最中、江戸見附(おまんじゅう)、ピカピカの草餅」を手に入れました。

かわさきや
菊最中 江戸見附 草餅

街道沿いに、「平塚宿脇本陣跡」、「高札場跡」、「東組問屋場跡」の石柱標識が建っています。いずれも説明書きが添えられ宿場の保存に対する平塚市の意気込みが伝わってきます。

脇本陣は山本安兵衛が営み、高札の規模は長さが約五メートル、問屋場は二ヶ所あったことなど説明書きもしっかりしています。

平塚宿脇本陣跡
高札場跡
東組問屋場跡

今度は右手に「平塚最中」の看板、前回立ち寄った丁髷最中、先程の菊最中、平塚は和菓子屋さん天国なのか、今日は何軒でも寄りますよ!

町の名前を背負った「平塚最中」、期待しましょう。「安栄堂菓子舗」さんの最中、結構大きめで小豆と白あんがあります。迷うことなく両方頂いて帰ります。

安栄堂菓子舗
平塚最中

街道を少し進めば「平塚宿本陣跡」、代々加藤七郎兵衛と称し間口が約30m、奥行68mもあったそうです。十四代将軍家茂、明治天皇も小休止されたとありました。

もう一つの問屋場跡を過ぎて先へ進みます。平塚宿内の旧東海道は真っすぐ伸びているので見通しが良く、気持ちの良い街道歩きが楽しめます。

ずっと気になっていたのですが、前方真正面にお椀を伏せたような大きな山が行く手を遮っているのです。見通しがいいだけに、ずっと目に入ってきます。

大磯と平塚に跨る高麗山。平塚在住の方に伺ったのですが別名「ペテン山」と呼ぶそうです。平塚宿の客引きが旅人にこう話したそうだ。「あの山を越えないと大磯には着かない、まだ時間がかかるし暗くなると追い剥ぎも出るので危ないから、今日はここに泊まって明日の朝発った方が良いですよ。」と旅人を引き留めたとの話。キャッチセールスは歌舞伎町だけじゃなかったのですね。

平塚宿本陣跡
往く手を遮る高麗山

ですが、目の前にこの山を見ながら歩いてきた私、この話をされれば間違いなく平塚宿に留まったでしょう。それほどインパクトがある山なんです。思えば、私の人生このパターン多かったな~。

街道から少しそれて奥へ進むと「要法寺」の山門が見えてきました。日蓮大聖人御一泊霊場とあります。

約700年前、あの執権北条泰時の次男、泰知の屋敷だったそうです。敷地も広く立派な寺院でお庭も見事でした。湘南ひらつか七福神めぐりの毘沙門尊天もいらっしゃいます。

隣が平塚の地名の起こりとなった「平塚の塚緑地」。桓武天皇の孫が東国へ向かう際、この地で逝去されて柩はここに埋葬されたそうです。墓として塚が築かれ、その塚の上が平らになり、ひらつかと呼んだといいます。

要法寺 山門
要法寺 本堂

そして隣は平塚宿の鎮守、「春日神社」と続きます。境内は広く毘沙門尊天社、天満宮、隣に厄割石、神社ですが鐘楼もあります。時代を感じる狛犬や拝殿の見事な彫刻が素晴らしい、頼朝や政子にもゆかりがある癒しの場所です。

旧街道は国道に合流となり「上方見附跡」に到着。高麗山が目の前に迫ってきました。

平塚の塚
春日神社
上方見附跡

広重の平塚宿の錦絵もこの辺りからの眺めと思われるそうです。確かに目の前に広がる光景は素晴らしく筆を執りたくなる気持ちも分かります。ペテン山などという不名誉な名前もありますが美しい魅力的な山です。

花水川手前に「平成の一里塚」の案内です。暫し、絶景を眺めながらひと休み。

平成の一里塚
広重の浮世絵と同じ風景

花水橋を渡ると、浄土真宗本願寺派の「善福寺」の境内が左手に拡がります。本尊は阿弥陀如来立像で県指定重要文化財。そして、国指定の重要文化財の「木造了源坐像」もいらっしゃいます。

了源上人はここ善福寺の開山、親鸞の六人の高弟、関東六老僧のひとり。ただこの像は、親鸞聖人像である可能性も拭えないそうです。いずれにしろ親鸞聖人と深いかかわりがある由緒ある寺院であることが伺えますね。

大きな社号標と鳥居、街道から高麗山に向かって真っすぐ延びる参道が見えてきました。趣のある狛犬の横、参道は更に続きます。「高来神社」は高麗寺ともよばれ、かっては山頂に上宮があり高麗権現社と言われたそうです。

善福寺
高来神社 社号標と鳥居

旧観音堂が現高来神社、隣には神輿殿が残っています。本殿裏には男坂、女坂を経由して大堂に向かう関東ふれあいの道。登れば相模湾の眺めがさぞかし素晴らしいでしょうが、時間もないので登頂は今回はあきらめます。

徳川幕府から御朱印地として寺領も与えられ、東照権現が勧請され参勤交代の諸大名はお駕籠から降りてお辞儀をしたとあります。このように旧東海道を歩いていると、至る所で徳川幕府の統治力を目の当たりに出来るところも楽しみの一つですね。

長く続く参道
拝殿 旧観音堂
見事な彫刻が

街道に戻ると、「虚空蔵菩薩」が祀られているお堂があります。熊野権現も祀られており、ここには下馬標が立っていたそうです。大名行列はここで下馬して寺領内を静かに通って行ったのですね。

街道は化粧坂の交差点を右へ入ると旧東海道、松並木が続きいい感じの街道になってきました。まもなく左手に「化粧井戸」があります。大磯の「虎御前」もこの井戸水を汲んで化粧をしたので、この名がついたそうだ。

虚空蔵菩薩
旧東海道は右
化粧井戸

「化粧坂の一里塚跡」、海側に榎、山側にせんだんの木が植えてあったとありますが、現在ある松の木は残念ながら枯れて残念な姿に。

東海道五十三次大磯宿、広重の浮世絵「大磯虎ヶ雨」の解説ボード、この虎ヶ雨、曽我十郎と恋仲になった虎御前が仇討の果て命を落とした十郎を想い流した涙が雨になったという。

この浮世絵、どこか寂しげなのはそのせいかもしれませんね。何とも素敵な伝説ではありませんか。続いて、大磯八景碑「化粧坂の夜雨」を過ぎて東海道本線のガードをくぐります。

大磯虎ヶ雨
松並木が続きます

大磯→二宮

松並木が続き、「江戸方見附跡」を過ぎて再び国道に合流、いよいよ大磯宿に入ります。
道を挟んで海側には「日枝神社」、今日は町の人たちによる餅つき大会のようで大賑わい。そっと参拝を済ませて、お隣の「神明神社」へ向かいます。

こちらは、先程とは打って変わって静かな佇まい。社殿は直線的な外観が美しい神明造。ヒノキの新しい鳥居が美しく、地元に愛されていることがうかがえます。

江戸方見附跡
日枝神社
神明神社

街道は街中に入ってきました。まずは火の神様が祀られている「秋葉神社」、ここ大磯宿も大火に見舞われた歴史があるようです。

神社の横には虎御石の案内板です。いい男だけが持ち上げることが出来る色好みの石という、おもしろい説明書きがありますが、曽我十郎の剣難を救った身代り石でもあります。

この先にあるのが、よく出てくる名前「虎御前」が開いたとされるお寺「延台寺」。本堂と曽我堂、虎御前の供養塔があります。
先の案内の「虎御石」が御霊石として奉られています。五月下旬に大願成就の御利益があるとされる「虎御石まつり」が行われるそうです。ぜひ、訪れてみたいものですね。

秋葉神社
延台寺 本堂
延台寺 法虎庵

大磯宿北組問屋場跡を過ぎると「小島本陣跡」。大磯宿には小嶋、尾上、石井の三カ所に本陣がありました。

一本裏通りにある「地福寺」は真言宗のお寺。梅の古木に囲まれた美しいお寺で、幸いなことに梅も咲き始めています。満開で咲き誇った風景も見事でしょうが、咲き始めというのも良いものです。

島崎藤村夫婦のお墓もありました。近所に邸宅がありますので、ご夫婦で観梅をされたんでしょうね。

地福寺
地福寺 山門

街道に戻り、「尾上本陣跡」を過ぎて進んでいくと、虎子まんぢゅう、西行まんぢゅうの看板が見えてきました。

大磯にもありました、風格ある店構えの和菓子屋さんは「新杵菓子舗」、明治24年創業の老舗です。虎子、西行まんぢゅう共に甘さ控えめな上品な味、島崎藤村や吉田茂も食べていたんでしょうね。虎子まんぢゅうの焼き印は虎子石、先程見ることが出来なかったので代わりに拝むことに。

新杵菓子舗
虎子、西行まんぢゅう

照ヶ崎海岸入口の交差点の先に、「南組問屋場跡・新島襄終焉の地」があります。新島襄は同志社大学の創立で有名な教育家、ここ大磯で病気療養中に46歳の若さで他界。

そして妻があの八重さん、会津藩の砲術師範の娘で会津戦争、鶴ヶ城籠城戦で銃を持って奮戦した女性。大河ドラマ「八重の桜」をご覧になられた方も多いのでは、綾瀬はるかさん、お似合いでしたね。

金文字に輝く、「大磯 井上蒲鉾店]の看板が見えてきました。美食家の町で営業を長く続けていらっしゃる明治11年創業の老舗。芋や卵など、つなぎは使用しないで塩と熱だけで歯ごたえを生みだすプロの仕事、練り物が自慢。

新島襄終焉の地
大磯 井上蒲鉾店

掃除が行き届いた清潔感溢れる明るいお店で、「はんぺんとさつまあげの詰め合わせ」を買って帰ります。支店や駅、デパートなどでは一切販売せず、ここ大磯だけで手に入る価値ある品です。

明るく清潔な店内
さつまあげとしろはんぺん詰め合わせ

「大磯宿高札場跡」の向かい側に「湘南発祥之地碑」があります。西行法師が大磯で詠んだ歌を慕い、崇雪という方が、ここ鴫立沢で標石に刻んだ「著藎湘南清絶地」に由来するとの案内がありました。

確かに、湘南の文字が入っていますね。中国湖南省にある洞庭湖のほとり湘江の南側を湘南といい、大磯がこの地に似ているそうです。

私の湘南のイメージは江の島から茅ケ崎当たりの海岸線のドライブという感じでしたが、湘南は広いんですね、そういえば、この辺りの車は湘南ナンバーです。

ここで登場した鴫立、お隣が「鴫立庵」です。崇雪が五智如来像を運び、西行寺を作る目的で草庵を結んだのが始まり。300年以上続く、現在では日本三大俳諧道場の一つといわれているそうです。

湘南発祥之地碑
鴫立庵

虎御前の木造が安置されている法虎堂、西行法師の坐像が安置されている「円位堂」をはじめ多くの石碑が並びます。そして、釈迦・阿弥陀・大日・阿閦・宝生の「五智如来像」がありがたく迎えてくれました。
西行法師が詠んだ句は「こころなき 身にもあはれは知られけり 鴫立つ沢の 秋の夕暮れ」。町外の方は入庵料が310円となっています、ぜひお立ち寄りください。

俳諧道場 控室
円位堂
五智如来像

街道から石畳の参道を進むと、室町時代に創立された日蓮宗の「妙昌寺」の山門があります。正面が本堂、左手が鬼子母神堂、鬼子母神としてはめずらしい立像がいらっしゃいます。

案内の標識を見ながら住宅地を奥の方へ進んでいくと、平屋の瓦屋根がなんとも風情がある「旧島崎藤村邸」に到着です。

妙昌寺
旧島崎藤村邸

昭和16年から18年8月、71歳で逝去されるまでお住まいになられていた場所。木造の日本家屋、畳に襖と障子、大正ガラスは落ち着きます。涼し気な海風が入って来そうな書斎と広縁、日本庭園も派手さはなく品格を備えています。

「木曽路はすべて山の中である」の書き出しで始まる「夜明け前」、馬籠あたりに逗留して読んでみたい作品です。

広縁
居間
日本庭園

街道は「上方見附跡」を過ぎて、真ん中が松並木で上り下りの車線が分かれた国道1号線へ。ここまで来ると標識にも沼津という文字も登場し、来たな~っていう感じで元気も出て来ました。

たくさんの鳥居が見えてきます。「宇賀神社」の鳥居、奉納鳥居をくぐり社殿へ下っていきます。時代を感じさせる造りでお狐様も新旧入り混じって迎えて頂きました。宇賀神と稲荷神社の関係は詳しく存じ上げませんが、ここはお稲荷さんですね。こちらのお狐様、好きなタイプでした。

東海道 松並木
宇賀神社

すぐ向かいにあるのが、「滄浪閣跡」。伊藤博文の旧本宅です。明治記念大磯邸園として整備が進行中で、未開園エリアもあり、建物内は見学不可となっています。街道から眺めつつ完成後に再訪したいと思います。伊藤博文、大隈重信、陸奥宗光、西園寺公親、四邸宅が見学できるようになれば素晴らしいことです。

街道の海側に見える古い社殿は「八坂神社」。先程の宇賀神社同様年代を感じさせてくれる佇まいで惹かれるものがあります。鳥居から社殿までは砂地というか、もはや砂浜ビーチ状態、海の近くならではの不思議な参拝経験でした。

「西国三十三所順艶講供養塔」と屋根付きの「道祖神」を右手に見て進めば血洗川にかかる切通橋、橋の袂には「水神さま」が祀られている「道祖神」。

血洗川なる物騒な名前、何の血を洗ったか?戦いによる刀の血、身代わり地蔵が流した血、諸説あるらしい。だから歴史と街歩きは面白い。

八坂神社
水神さまと道祖神

大磯城山公園にやって参りました。街道の左右に広がる広大な公園です。右手は公園の展望台、郷土資料館がある三井別邸地区、左手が「旧吉田茂邸」で、檜皮葺の「兜門」をくぐると見事な日本庭園。

左手には邸宅跡、度肝を抜く大きな「サンルーム」が見えます、きっと南の島の草花が咲き誇っていたんでしょうね。養父の健三が別荘を建てたのがはじまりだそうですが、敷地が1万坪とは桁が違います。さすが、バカヤロー解散の吉田茂は何事もダイナミックで魅力的。

檜皮葺の「兜門」
邸宅とサンルーム

奥へ進むと「七賢堂」です。先ほど通った伊藤博文邸に建立されたもので、岩倉具視、大久保利通、三条実美、木戸孝允の四人が祀られた「四賢堂」でしたが、伊藤博文、西園寺公親、吉田茂本人が死後に合祀され「七賢堂」となったとあります。扁額の文字が佐藤栄作の揮毫によるといいますから、幕末からの近現代日本のオールスターが集うお堂ということになりますね。

七賢堂
吉田茂の銅像

海が見える高台へ進めば笑顔で遠くサンフランシスコを向いて立つ「吉田茂の銅像」です。ワンマンでもいいじゃないかと思わせてくれるこの姿、西湘バイパス、相模湾、伊豆半島をバックに負けない威厳。総理には必要な資質をすべて兼ね備えた日本を代表する人物に違いありません。

また、自慢のバラ園には「プリンセスミチコ」が栽培され全国に広まったことで知られているそうです。

日本庭園
ラウンジとイラストパネル

街道を挟んで向かい側に「西長院」があります。こちらを信仰していた梶原景時の家来や参拝していた娘が斬られた時に、身代わりとなったと伝えられている「身代わり地蔵尊」が本堂に安置されています。写真を見ると、切られた跡があるんでよね。この石造地蔵菩薩立像は残念ながら非公開で、特別公開を待つしかありません。

旧道は、まもなく国道と並行して進むようになります。「国府本郷の一里塚跡」を過ぎて、「道祖神」のところまで来ると旧道は国道と合流となります。

西長院
身代わり地蔵尊
道祖神

国府新宿の交差点を過ぎて進むと「六所神社の赤く大きな鳥居」が見えてきます。ここを右折して六所神社へ向かうのですが、参道途中の「賽積院」に立ち寄りましょう。大磯最古の梵鐘と文化財に指定されている樹齢300年以上といわれるカヤノキがあります。

六所神社 鳥居
賽積院

東海道本線のガードをくぐって線路の向こう側に出ると大きな御神木と遠くに「六所神社」の拝殿が見えてきました。

相模の国総社と定められ、こちら柳田大神に相模五社を合わせて祀ることから六所宮となったとあります。相模五社とは、一之宮寒川神社、二之宮川勾神社、三之宮比々多神社、四之宮前鳥神社、一国一社平塚八幡宮の五社のこと、これだけ集まればすごいパワーが期待できそうです。

御神木
六所神社 拝殿
大きな注連縄が
龍神大神社

源頼朝、北条政子、北条氏綱、徳川家康と、こちらと関わりのある歴史上の人物はみな有名人。御祭神も櫛稲田姫命(くしいなだひめのみこと)、素戔嗚尊(すさのおのみこと)、大己貴尊(おおなむちみのみこと)、神話八岐大蛇に登場する、こちらも有名な方々。とっても、ありがたい神社なのです。境内には「龍神大神社」もあります。今年は辰年、ここは御朱印を頂きしっかりと参拝して帰りたいと思います。

六所神社 参道
御朱印

街道に戻り、名残り松を過ぎて「塩海橋」までやって来ました。本日のゴールJR二宮駅はもうすぐです。橋の脇には、「塩海の名残りの標識」があります。しおみ、とよみ昔の地名だそうです。昔はこの辺りでも海水から塩を作っていたのですね。

本日最後の立ち寄りポイント、「守宮神社」、しゅぐう神社と呼びます。御祭神は大国主命で昭和初期までは宿神社、神が宿る神社と言われシュクジンさんの愛称で親しまれているそうです。

駅入り口の交差点を右折すれば、ゴールの「JR二宮駅」に到着です。ローカルな駅でほっとします。

塩海の名残りの標識
守宮神社
JR二宮駅

今回は平塚駅から大磯、二宮と二駅分歩きました。さすがに少々お疲れ気味です。宿場町の案内がとてもよく整備されていた平塚宿、自然の美しさと歴史的風情、文化が感じられる大磯と曇天で富士山を拝むことは出来ませんでしたが、満足いく街道歩きでした。次回はいよいよ小田原です。

↓↓ 東海道 その9はこちら

東海道 街道を歩く その9 歴史を訪ねる シニアの健康ウォーキング 二宮→小田原
その9は二宮から小田原まで25kmの街道ウォーク。途中、親鸞聖人、日蓮上人、上杉、北條、新田、秀吉、家康、家光と名立たる歴史上の人物にまつわる神社仏閣や史跡がある、歴史好きにはお薦めの街道歩きコース。小田原宿に入ると小田原城はもちろん、かまぼこ、ひもの、梅干し、ういろうとお土産店など見どころ満載です。

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