シニアはサイクリングで体力づくり! 国宝地蔵堂と志村けんを訪ねに東村山へ 30km走破 

志村けんさん シニア元気実践術
photo by ゆう

ウォーキングだとコース範囲はある程度決まってしまうので、同じ風景ばかりで飽きちゃいますよね。
そこで、サイクリングを体力づくりに組み入れることをお勧めします。今回は東村山。
ウォーキングと同じ有酸素運動ですし、ふとももの筋力アップにもつながります。今回、3時間くらいのサイクリングでしたが疲労感はそんなになく無理なく楽しめました。

※画像はクリックすると拡大でご覧いただけます。

ゆう
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風を切りながら普段見慣れていない風景に出会うことは新鮮でストレス解消に最適です。
来年の大河ドラマは「鎌倉殿の13人」ということで、自宅から約15kmの東村山市に北条氏ゆかりの正福寺を訪ねてみましたのでご紹介します。

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金剛山 正福寺 千体地蔵堂

西武鉄道東村山駅から徒歩10分くらいのところにあります。
地蔵堂は東京で唯一の木造の国宝建造物で、ご本尊の地蔵菩薩立像は東村山市の有形文化財に登録されています。内部は残念ながら年に3回のみの公開となっており通常外観のみの見学となります。

公開日は6月の菖蒲祭り、8月の一般公開、11月の地蔵祭りの3回です。私は地蔵祭りの時に訪問し拝ませて頂いたご本尊様を待ち受けにしています。鎌倉の円覚寺と同様に外観も禅寺らしく屋根の大きな反りも見事です。
その威厳に満ちた姿はいつまで見ていても飽きません。

開創については下記の説明がウエブに紹介されています。

始まりの逸話
当時鎌倉幕府の執権、北条時宗公が東村山の地に鷹狩りに来た際に大病にかかり命の危険が脅かされるまでの状態になりましたが、夜眠っていると夢の中でお地蔵様が現れ「この丸薬を飲めば良くなりますよ」と丸い薬を差し出したそうです。
時宗公が(夢の中で)その薬を飲んだところ、翌朝からはどんどん体調が良くなっていったとのこと。
自分を救ってくださったお地蔵様への供養のために正福寺を開創した、と伝えられています。

正福寺ウエブサイトより


東村山は鎌倉街道が通っており近くには久米川の古戦場もあります。八国山には新田義貞が陣を置いたと伝えられる将軍塚と書かれた石碑も建てられており、鎌倉時代、北条氏とゆかりが深い土地です。
「いざ鎌倉」と多くの北関東の御家人たちがここを通って馳せ参じたのでしょうね。

地蔵堂脇には厄除け小地蔵が並べられています。
このお地蔵さんは、願い事を札に綴って体内にしまっておけるようになっており、お家に置いておいたお地蔵さんは11月の地蔵市に収めて開眼法要された新たな一体を求めて持ち帰ることになっています。

ゆう
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地蔵市以外の日でも、近くの御菓子司 清水屋さんでお買い求めいただけます。我が家もお世話になっております。一体一体手作りなのでお顔をすべて違います。うちのはふっくらした丸いありがたいお顔で見守ってくれています。

地蔵堂
千体地蔵堂
おじぞうさん
お地蔵さん

大醫山 円福寺

正福寺から空堀川へ出て、川沿いの歩行者・自転車専用道路を自転車で30分ほどで、ここ円福寺に到着です。
川沿いの道は展望がよく景色も大きく広がり気分最高。この時期、北から渡ってきた水鳥が元気に戯れている姿が見られます。
円福寺は清瀬市の曹洞宗の寺院で江戸初期の開山とのこと。
開山400年を記念して最近建てられた立派な三重塔が目を引きます。

そして、ぜひ訪れたいのが薬師堂です。薬師如来坐像の他すべて武将の姿をしている十二神将が収められています。こちらでは、オン・コロコロ・センダリ・マトーギ・ソワカと三度となえると「病苦も心苦も不思議な力で除かれ心身ともに楽になります」とありますので、ぜひ詣でてみてはいかがでしょうか。

ゆう
ゆう

人間ドッグの検査結果は封書で届くと思うのですが、封筒を開いて再検査通知が入っているとお先真っ暗になりますよね。皆さんは経験ないですか?

私は家族や自分の体調が悪くなったり病院で検査を受けて結果待ち1週間なんて時は、いくつかある薬師様にお参りに行くことにしています。その一つがここ円福寺さんの薬師堂です。精神的に楽になれるのと、ご利益のお陰で今のところ大病もなく健康診断の再検査クリア記録も継続中です。
そろそろ歳なので記録は途絶えそうですが。。。

また、初七日に始まり忌日ごとの仏様、十三仏の石仏が置かれて廻る道も用意されており心の安らぎを得られます。この十三仏は正福寺の本堂へ続く参道にもあります。
そしてこの十三仏の8仏が十二支の守り本尊になりますので自分の干支にお参りされるのもいいですね。

  1. 不動明王  初七日   酉
  2. 釈迦如来  二七日
  3. 文殊菩薩  三七日   卯
  4. 普賢菩薩  四七日   辰 巳
  5. 地蔵菩薩  五七日
  6. 弥勒菩薩  六七日
  7. 薬師如来  七七日 
  8. 観音菩薩  百か日   子
  9. 勢至菩薩  一周忌   午
  10. 阿弥陀如来 三回忌   戌 亥
  11. 阿閦如来  七回忌   
  12. 大日如来  十三回忌  未 申
  13. 虚空蔵菩薩 三十三回忌 丑 寅

また、薬師様にすがって目が見えるようになった琵琶法師がうれしさのあまり琵琶を松にかけたまま旅立ってしまった、という琵琶かけの松の伝説も残っているありがたいお寺です。

円福寺
薬師堂
薬師堂

おみやげも買って帰ろう

せっかく東村山まで来たんだからと、餅萬総本店でだいじょぶだァー饅頭とだっふんだァー饅頭(小倉餡とうぐいす餡)の5個入りを購入しました。甘すぎない上品な餡なのでペロッと2個はいけちゃいますね。
こちらのご主人が志村さんの同級生とのこと。志村けんのファンは必ず立ち寄るそうです。
他にも限定ですが、さやま羊羹、だいじょぶだァーどら焼きや最中もありますのでお試しください。

そして、新酒の季節なので東京のお酒「金婚」でおなじみの久米川の豊島屋酒造さんの蔵へ立ち寄りました。こちらは420年前、江戸の神田鎌倉河岸で酒屋兼一杯飲み屋の商いを始めたという歴史がある酒蔵です。蔵元直売所がオープンしていたのですが、残念ながら人気の純米にごり酒は売り切れ。でも「しぼりたて無濾過生原酒」が手に入りました。今だけの貴重な逸品ですから、少しずつ味わっていただきます。

金婚
豊島屋酒造 無濾過直詰
ゆう
ゆう

東村山駅を出てすぐ左にある「志村けんの像」にも立ち寄りました。

なんと羽織袴姿の「アイーン」ポーズの銅像です。後ろにファンの方の顔写真で作られたモザイクアートの志村けんさんの顔も飾られています。クラウドファンディングで3,000万近く集めて作られたプロジェクトだそうで、志村さんの人気の高さが伺えますね。
多くの笑いに感謝です。ご冥福をお祈りいたします。

photo by ゆう
だいじょうぶだ饅頭

サイクリングの楽しみ

サイクリングというとヘルメットをしっかりとかぶった完全防備の本格的なロードバイクを想像する方が多いかもしれませんが、私がシニアに推奨するのはポタリングです。
散歩程度にのんびり自転車で走行を楽しみ、寺社や名所旧跡を巡ったり食べ歩きするスタイル、これがポタリングです。ママチャリでも行ける範囲ですが、私はTバーハンドルの変速機付きシティサイクル(要はママチャリですが)を愛用しています。快調ですよ!

ゆう
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他にも良いところはたくさんあります。ランニングと違って膝への負担が掛からないこと、一人で思い立った時にふらっと出かけられること、上半身など体全体を使うことなど体力づくりになります。


環境が変わることで、新たな出会いや発見がたくさんあります。
体と頭に刺激を受けることはシニアにとって大切なことなのではないでしょうか。

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今回のルートマップ
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