前回、その29 では民生炒飯 萬来亭 Tsukikoyaさんをご紹介しました。
今回は龍門、桃桃林、ふくぷんさんをご紹介します。
中華街には、私たちがよく知っているラーメンやチャーハン、餃子などの町中華も充実。
でも、本格的な中国料理となると、種類が多すぎて何を頼めばいいのか迷ってしまうこともありますよね。
そんなときには「ランチタイム」。
中華街のお店は日替わりで、老若男女誰にでもぴったりな本格的な中国料理が数多く揃っています。
知らない料理に出会える楽しみと、中華料理の奥深さをさらに深めることができる、魅力的なランチタイム。
ぜひお楽しみください。
※画像はクリックすると拡大でご覧いただけます。
龍門
中華街に店舗は2つ。
中華街大通りにお店を構えるのが龍門新館
斜め向かい側の市場通り入ってすぐあるのが龍門本館。
福建省の海産物たっぷりメニュー、広東料理のお店です。
3階もあるので50名くらいの宴会も可能、個室も完備されています。
マーボー豆腐とカキのお好み焼きが人気。
ランチはお得なセットメニューがおすすめ。
担々麵にチャーハンと小籠包、杏仁豆腐付き
五目焼きそばにワンタンスープと小籠包、杏仁豆腐付き
それぞれ980円(税別)。
定食はエビチリ、青椒肉絲、スブタの3種類から選べます。
フカヒレスープと小籠包、杏仁豆腐付きで1200円(税別)となっています。
フカヒレ麺セットやフカヒレ飯セットも魅力的ですね。
今日はスブタにしましょう。
酢豚といっても黒酢続きだったのでケチャップ甘酢系を味わえるのが楽しみです。
好みはあると思いますが、酢豚にはこれくらい大きな玉ねぎのほうがタレの味に負けなくて好きです。
お肉はしっかり揚げてあるのですが、信じられないくらい柔らか。
衣もお肉も硬くてバサバサした酢豚に出くわすことがありますが、これは最高のコンディション。
特に歯が気になるシニアには優しい酢豚。
少し遅れて、蒸したての小籠包が到着。
セット物だからと油断してたら見事に中のスープがはじけて私のシャツに。。。
油断大敵、本物の小籠包です
ふかひれスープもランチだから、なんちゃってフカヒレかと思っていたら大間違い。
味もとろみもシャキシャキ、フカヒレもちゃんとしたお味でした。
黒酢スブタもおいしいですが、ケチャップ甘酢味もいいですね。
自分好みの酢加減に出会える幸せも、酢豚を食べる楽しみ。
次はどこで、どんな酢豚に出会えるのか。
桃桃林
朝陽門を過ぎて左は南門シルクロード。
その先中華街大通りと分かれて右へ向かうのが開港道となりますので真っ直ぐ進みます。
ローズホテルを過ぎてさらに進むと加賀町警察署北の信号機。
この前がロイヤルホールヨコハマで1階が中国レストラン「桃桃林」。
しばらくランチはお休みしていましたが再開となりました。
店舗は1階、階段の赤い手すりが中華っぽくていい感じ。
道路側の壁が大きなガラス張りですからは眺めも良く開放感抜群。
店内も広くてゆっくりとお食事が楽しめます。
ランチは週替わりのメニューが2種。
Aランチ:豚肉とキャベツの甘味噌炒め
Bランチ:油淋鶏
前菜、スープ、ご飯、デザート、サラダバーも付いて税込1,320円のランチ価格。
毎週メニューが変わるので飽きません。
ランチの単品メニューもあります。
五目チャーハン、上海焼きそば、豚肉とザーサイ入りご飯が税込み1,100円。
油淋鶏のBランチを頼んで、サラダバーに向かいます。
種類豊富なサラダバーもいいですが、ランチですからシンプルでちょうど良し
テキパキ動きがいいホール担当の方が軽やかトレイを運んできてくれました。
配膳のバランスよく、メインディッシュも大きすぎずオシャレにまとまっています。
前菜の煮凝りとくらげもしっかりした味付けで美味。
メインの油淋鶏から頂きます。
柔らかいお肉、何らかの下処理がしっかり施されています。
嚙まなくていいくらいのソフトな鶏肉にジューシーなタレが衣と共にしみ込んで濃厚な味わいに。
甘さも、酸味もやや強めなパンチが利いたタレにはネギをはじめたっぷりと刻み野菜が使われておりとてもヘルシー。
パプリカの赤が見た目もきれいにで食欲をそそります。
かきたまスープは味が薄いお店が多い中、しっかりと出汁がきいた中華スープとなっています。
デザートのマーラーカオ、ミニだから期待していなかったんですが、意外と美味しくて驚きました。
食後のコーヒーが欲しくなる、満足度が高いランチです。
ふくぷん
関帝廟通りを地久門から長安道に入ると赤い入口に可愛いハートの風船のイラスト。
ありそうでなかったプリンのお店「ふくぷん」です。
「福分」福を分ける、そして中国語では幸せという意味があるとのことです。
ハッピーな名前のふくぷんのプリンは手作り。
味のポイントとなる卵は神奈川県産の平飼いの卵。
ベースとなる牛乳も地元横浜の工場で製造された新鮮牛乳を使うこだわり。
丁寧に作られた素材の良さと職人の技術が光る一品なんです。
種類も豊富、プレーン、杏仁、イチゴと桃が香るジュレの福分、マンゴー、黒ゴマ、桃をふんだんに使用した楊貴妃の6種類。他にソフトもあります。
ここは、杏仁プリンで。
コーヒーもありますので、2階のイートインでひと休み。
二階に上がって大きなパンダの出迎えにびっくり
飾りつけも可愛いので映える事、間違いなし。
まだ開店して間もないので知名度はありませんが、若い女の子には間違いなく人気が出るのも時間の問題でしょう。
こだわりのプリンは当然ながら、なめらかで濃厚。
杏仁の香りも程よく聞いていてペロリとなくなりました。
甘さがくどくないので3個はいけるか!
開店して間もないこともありお店がとてもきれいです。
中華街の中心部から少し離れていますので、食後のコーヒータイムをゆっくり過ごせておすすめ。