前回、その20 では興口福、許厨房、CHILLULU COFFEEさんをご紹介しました。
今回は茘香尊(らいしゃんそん)、東林、モリバコーヒーをご紹介します。
町中華のラーメンやチャーハン、餃子などは食べなれていますが、本格的な中国料理となると種類も多く何を頼んでいいのかよく分かりませんよね。そこで登場するのがランチ。
中華街はお店が日替わりでシニアにもピッタリな本格的中国料理が多彩です。
知らない料理を体験できる楽しみと種類が多い中華の知見が深まるという魅力的なランチタイム。
土日祭日とは違い平日の中華街は違った風景、気軽にお得な中華を楽しみます。
茘香尊(らいしゃんそん)
中華街大通りを善隣門に向かい進んでいきます。最後に交差するのが中山路でこちらを右に曲がると左手に黄色に赤文字で何やら見たことがない漢字で書かれた看板が目に入ります。
さすがに茘を読める方はいらっしゃらないのではないでしょうか?
家族経営ですが本格的広東料理が評判の老舗「茘香尊」(らいしゃんそん)さんです。
そんなに大きなお店ではありませんが、お二階もあるのでランチタイムでも比較的ゆったりと利用可能なお店。
感染対策もしっかりされた清潔感がある店内はリラックスできますよ。
大通りから少し入った立地ですがランチはとってもリーズナブルで地元ビジネスマンにも人気です。
ランチメニューは
A.五目うまに
B.豚モツと野菜の辛み炒め
C.カニ肉と玉子炒め
D.鶏肉の黒酢あんかけ
以上4種が680円で漬物、スープ、特製点心、デザートも付いてます。
お腹いっぱい食べたい方はセットメニューでE.スタミナ麺と半チャーハン、F.中華飯とワンタンスープ、それぞれ830円で点心とデザートが付いてきます。
この他にも人気セットで葱チャーシュー麺や担々麺に半チャーハン付きのセット、エビチリや四川風マーボー豆腐、酢豚や青椒肉絲、ニラレバや回鍋肉、海鮮炒めなど定番人気メニューがシューマイと杏仁豆腐付きで950円、お得な価格で用意されてます。
飲茶も人気で点心セット1,100円で海老餃子やフカヒレ餃子、小籠包、春巻き、大根餅、ゴマ団子他、多くのなかから2つ選べます。セットにはソフトドリンク1杯もセットされています。
私はAの「五目うまに」をたのみました。
料理が到着!照りがすばらしい、つやつやで輝いています。
具の種類にも圧倒されます。
豚肉、イカ、エビ、長ネギ、セロリ、ニンジン、ブロッコリー、ヤングコーン、中国ハム、食べ慣れた椎茸やしめじではなく中国茸?(ふくろ茸、アワビ茸)、うずらの卵など何種類入っているのでしょう。
プリプリのエビが3尾、イカも大きめなのが3切れとたっぷり入っています
種類だけでなくボリュームたっぷりで大満足。
味付けも食べなれている町中華の中華丼やうま煮のあんとは違った新たな出会い。
意外とあっさりしていますが複雑なコクのある香辛料が利いたしょうゆベースのお味。
因みに新たな味に出会うことで脳が刺激されて痴ほう症の防止になるそうです。
ということは、今日で少し私の健康年齢が伸びたかもです。。
点心は蒸したてのお肉たっぷりの贅沢でジューシーなシューマイ。
これだけでもご飯が食べられそう。
豆腐とたっぷりわかめのスープ、大根のお新香も箸休めにいいですね。
そして680円のセットのデザートにしては、タップリめの杏仁豆腐も美味しくいただきました。
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東林
関帝廟通りを進み長安道と交差する地久門。こちら斜め右方向、九州町通に入ってすぐ左手に赤の門柱が目印の東林が見えてきます。ここまでくると人通りも落ち着き静かになりホッとします。
家庭的な雰囲気の東林さん、味で勝負です。三代守った味、自家製「凌世麺」は美味しいと評判。
人気のねぎそばをはじめ、海老そばやサンマーメン、しいたけそばと種類も豊富。
やはり代々受け継がれるお店の味はいつの世も愛されているんですね。
麺類も人気ですが、やはりサービスランチも見逃せません。
サービスランチは2種類
A.洋葱肉絲(豚肉と玉ネギの細切り炒め)
B.蝦仁炒蛋(エビと玉子の炒め)
付け合わせにスープと搾菜が付いて880円です。手書きのメニューが手作り感を感じられていい感じ。
ネギそばは次回頂くとして、今日はAを注文しましょう。
豚肉と玉ネギなので色的には映えませんがお味の方はタマネギの甘みがたっぷりと出ており脂身多めの濃厚な豚肉との最高のマリアージュとなっています。
おそらく炒め物でこれほどのタマネギを食べた経験はないと思います。
さすがにこの量は飽きるかな?って思いましたが味付けが絶妙な塩加減なのでスイスイご飯が進みます。
シンプルな組み合わせですが飽きない味というのは、こうゆうことかもしれません。
家庭でこの味を再現するのはむずかしそう、プロの仕事です。
付け合わせのちくわの磯部揚げのサポートも有り残さず完食です。
大根のスープも脂っぽい食事には合います。
秘伝のピーナッツ餡、ごま団子も気になりますが次回のお楽しみにしましょう。
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モリバコーヒー
「すべてのコーヒーをフェアトレードで」がキャッチコピーのモリバコーヒー。
横浜スタジアム側の北門通り、玄武門のすぐ横に位置するカフェです。
フェアトレードとは、途上国の生産者から公平な価格で購買、生産者の経済的自立を支援する取引のこと。
すき家、はま寿司でおなじみのゼンショーさんが経営するカフェです。
ここ中華街では横浜山下町店が北門通り玄武門横にあります。
チェーン店ですが、まだ店舗数はそれほど多くありません。
何と言ってもブレンドのSが230円というお財布にも開発途上国の生産者にも優しいということがお気に入りの理由です。
そしてこのコーヒー、似たようなチェーン店が多い中でもお味は群を抜いて美味しいと思います。
ちょっぴり贅沢して320円~350円のシングルオリジンコーヒーもおすすめ。
キリマンジャロ、東ティモール、ガラバゴスの3種が用意されています。
店舗は二階で、横浜公園を眺めながらコーヒーがいただける窓際のカウンター席がおすすめ。
やはり緑を眺めながらのコーヒータイムはストレス解消にはもってこい。
ゆったりした時間は午後の仕事への活力です。
フードもアボカドチキンやビーフパストラミなどのモリバサンドやスナックトースト、サンドイッチ、ティータイムに欠かせないケーキなども充実しています。
フェアトレードコーヒー豆は店頭でも購入可能ですし、メニューのテイクアウトも可能です。