私事で恐縮ですが、コロナ禍の影響でオフィスが横浜に移転となってしまいました。
通勤時間が長くなり大変ですが落ち込むことはありません。
せっかくのチャンスなので観光ではない日常の中華街をビジネスランチという形で楽しみたいと思います。
オフィスは中華街まで歩いていける距離、仕事は忘れてランチを究めます。
町中華のラーメンやチャーハン、餃子などは食べなれていますが、本格的な中国料理となると種類も多く何を頼んでいいのかよく分かりませんよね。そこで登場するのがランチです。
中華街はお店が日替わりでシニアにもピッタリな本格的中国料理を設定してくれます。
知らない料理を体験できる楽しみと種類が多い中華の知見が深まるという魅力的なランチタイムになります。
土日祭日とは違い、平日の中華街は違った風景、お安く気軽に中華を楽しみましょう。
※画像はクリックすると拡大でご覧いただけます。
ちょうど春節を迎えるイベントも開催中で平日の昼でも賑わっていました。
夜来ると「春節燈火」ランタンオブジェがきれいなんでしょうね、昼で残念。
横浜中華街 華都飯店(北京料理)
関帝廟通りの西側、地久門と長安道に面するここ華都飯店は1973年開店の老舗です。
外観は赤い柱が印象的で瓦屋根のひさしも異国情緒が漂います。店内も広々としており絵画や置物が重厚で高級な雰囲気を醸し出していて中華街の中心部にはないゆったり感が心地いいですね。
今日の日替わりランチは豚肉と玉ねぎ炒め、揚げ豆腐の辛炒めに焼売、玉子スープ、大根の酢漬けと結構ボリュームがあります。待つこと10分ほどで料理が到着。
辛炒めは後からツーンと来るのでライスが進み、そのあと玉ねぎの優しい甘みで口のなかをオフセット。
そしてもう1クール回して大根酢漬けでリセット、やさしい玉子スープで一息つきます。
おっと焼売も忘れちゃいけません、濃い、お肉の味が濃い、お家で食べるスーパーの総菜とは別物です。
やはり中華は香辛料が命ですね、鼻から抜ける香りがクセになります。
バランスがいいし、スープもいい味出しています。
今日のメイン二品は、お好みメニューで自分で頼めるレパートリーではありません。ここがランチのいいところ、食の冒険とチャレンジにはもってこいです。美味しく味わうには雰囲気も大切です。
その点でも華都飯店さんは店内も高級感ありますので、一層味も引き立ちますね。
さっぱりジャスミンティーを頂き、ごちそうさまでした。
金曜日のみランチが日替わり麺とチャーハンになりますので、こちらも試してみたいです。
店頭販売の肉まんも気になるのですが、次回のお楽しみということで。中華菓子も!
横浜馬車道 生香園 新館 広東料理
馬車道は開港時に乗り合い馬車が行き交い、西洋文化の象徴でもあったガス灯が灯るオシャレで活気ある街だったそうです。外国文化への玄関口であったせいか今でも街はきれいでおしゃれな感じです。
中村雅俊さんの「恋人も濡れる街角」にも登場しますね。
その馬車道にあるのが生香園です。オーナーは周富輝さん、我々世代はみんなが知ってる「料理の鉄人」に出演していた今は亡き周富徳さんと共に有名ですね。
高級なイメージがありますが、そこはランチですから大丈夫です。
本館ではなく新館の方に日替わりが3種類用意されています。
今日はAの酢豚をたのみましょう。
お店は明るくきれいで5階建て、1階と2階がテーブル席、個室もあるそうです。
1,100円とは思えないほどの高級感あるランチ、食器も素敵で定食感がありません。
サラダ、玉子スープ、メインの酢豚、写真にはありませんが水餃子が二個この後運ばれてきます。
更にデザートですが単品でも数百円は取れる最高にまろやかでフルーツとのバランス配分も絶妙で美味な杏仁豆腐が付きます。好みはあると思いますがゼリータイプの固い方ではなく、プリンより柔らかいヨーグルト触感のプルプル杏仁です。私はこちらのタイプの方が断然好みです。
写真撮るのも忘れてあっという間に食べちゃいました。今度来た時に写真に収めます。
メインの酢豚、写真をご覧いただけばお分かりいただけると思いますが豚肉の揚げ具合は満点、甘酢のたれも満点、非の打ちどころがありません。
こうなると、Bのエビと玉子のチリソース、Cのマーボー豆腐も気になります。
お隣の方が召し上がっていたのがBだと思うのですが、次はあれです。
ジャスミンティーもポットで頂けるので気兼ねなくお代わりできました。
ごちそうさまでした。
⇩ラーメン チャーハンはこちらへ
中国料理の種類
一口に中国料理と言っても様々な種類があります。
中華街を歩いているとお店の名前の看板だけでなく上海料理とか四川料理とかの看板も目につきますね。
よく聞くのが、上海料理、広東料理、北京料理、四川料理の四つです。
他にも福建、浙江、湖南、揚州など地域の名前が入っている看板や台湾薬膳料理、香港飲茶などの看板も目に入ります。これだけあると、何がどんな料理かわかりませんね。
なじみがある中華料理といえば、餃子、春巻き、チャーハン、麻婆豆腐、酢豚、肉まんがイメージされますが、当然こんなものじゃありません。
- 北京料理:宮廷料理として華やかなイメージ、小麦粉や肉が多く濃い口
水餃子、ジャージャー麺、北京ダック、ピータン、杏仁豆腐 - 四川料理:内陸部なので海産物はあまり使われない、香辛料を使った辛い料理、麻辣
麻婆豆腐、酸辣湯、回鍋肉、棒棒鶏、青椒肉絲 - 上海料理:沿岸部で海産、淡水の食材が多い。砂糖・醤油・黒酢で甘口の味付け
八宝菜、上海蟹、小籠包 - 広東料理:南部沿岸部で海産物が多い、肉料理もあるが薄味で素材の味を活かす
酢豚、焼売、雲吞、フカヒレスープ、チャーシュー
以上の基本的な知識をもってシニアのビジネスランチは、ザックリと北が北京料理、西が四川料理、東が上海料理、南が広東料理とイメージして、東西南北作戦で「中華街ランチ30店舗制覇」めざしてがんばります。
↓↓↓ まとめ記事もご参照ください ↓↓↓