シニアの手習い 男の料理 「いくら」

シニアの手習い 男の料理 「いくら」 食を楽しむ
photo by ゆう

スーパーには生の「すじこ」が並ぶ季節になってきました。
あの鮮やかな色、食欲そそられますよね。

母の影響もあり「いくら」ではなく、子供のころから「すじこ」派。
そんな私も、大人の事情で我が家には「すじこ」しか並ばなかったことを社会人になってから知ることに。

「いくら」はお寿司屋さんでみかけるくらい。
家庭で食べることはありませんでした。

この季節、スーパーに並んだ赤い宝石は魅力的です。
お値段も市販の「いくら」と比べればリーズナブル。

生筋子

たっぷりと好きなだけご飯に掛けて“いくら丼を頬張る妄想”が拡がります。
「そうだ、作ってみよう!」
ということで、生の「すじこ」から自分でいくらを作ることに挑戦。
・・・今更でスミマセン。

ルンルン気分でスーパーから帰宅して即製作にかかります。
何事かと妻もビックリ。

まず塩を入れたぬるま湯を準備します。
そして、ボウルに入れた「すじこ」が浸るくらい投入。

ゆっくり丁寧にほぐしていきます。
脂や薄皮でよごれるので、ぬるま湯を2~3回くらい取り替えました。
驚いたのは、ボウルに脂の白い塊が付いている事、カロリー高いわけです。

薄皮が取れて身がほぐれたら、ざるに移して水をきります。
あとは、タレを注いで冷蔵庫で寝かせて待つだけ。
今回はセットされていたタレを使いましたがオリジナルで作るのも有り。

ぬるま湯でほぐします
タレを入れて寝かせます

醤油だれは
しょうゆ・・大さじ3 料理酒・・大さじ1 みりん・・大さじ1 お水・・大さじ1

塩だれは
酒・・大さじ1 みりん・・大さじ1 お水・・大さじ1 塩・・小さじ1。
が基本レシピのようです。塩いくらもいいですね。

1~3時間くらいで完成とのことです。
味濃いめが好きなので一晩寝かせる事にしました。
濃くなりすぎるのも嫌なので、途中でタレと「いくら」を分けて「いくら」の方だけを一晩寝かせます。
余分なタレは捨てます。

この輝き!いくらの醍醐味を味わう

さて、実食。
ごはんに「いくら」を注ぎます。
一度に沢山かけなくても大丈夫。
何度でも好きなだけ掛けられますからね。
なんとも贅沢な気分。

お味の方も想像していたより美味しくて思わず笑みが。
そんなに醤油味は強くなく、みりんやお酒の香りも感じられて濃厚な「いくら」の味がより一層引き立つ感じ、このプリプリ感もたまりません。

ゆう
ゆう

これは新鮮だから出せる味だと思います。
もう、ふつうの「いくら」には戻れません。

テレビで居酒屋さんのいくら掛け放題なるものを見たことがあり憧れていたのですが、現実となりました。

今回、粒が小さめということもあり1000円程度で購入。
お安く、満足できる「いくら丼」食べ放題を手に入れることが出来ました。

自作の醤油少なめのタレや塩ダレで、次回は作ってみたいと思います。
デパートや鮮魚店で大粒のものを手に入れるのもいいですね。
これくらいの贅沢は許されるでしょ。


身をほぐす手間以外は簡単すぎて料理とは言えませんが、この季節ヘビーローテーションにしたいところ。

問題は、私の尿酸値がそろそろ限界に近い事・・・ (>_<)
プリン体、しばし忘れることに。
2023年、私の秋。食欲と痛風に乾杯。

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