前回その3では中華街の金香楼と北京飯店をご紹介しました。
その4では中華に加え、馬車道サモアールのランチも紹介します。
町中華のラーメンやチャーハン、餃子などは食べなれていますが、本格的な中国料理となると種類も多く何を頼んでいいのかよく分かりませんよね。そこで登場するのがランチです。
中華街はお店が日替わりでシニアにもピッタリな本格的中国料理を設定してくれます。
知らない料理を体験できる楽しみと種類が多い中華の知見が深まるという魅力的なランチタイムになります。
土日祭日とは違い、平日の中華街は違った風景、気軽にお得な中華を楽しみます。
※画像はクリックすると拡大でご覧いただけます。
横浜中華街 同發 本館
ここ同發本館は中華街を代表する明治創業の広東料理の大型店。
中華街大通りの真ん中、市場通りの入口に位置しコーナーのウインドウにつるされた焼き物が目を引き、歴史を感じさせる店内は落ち着いた雰囲気でお食事が楽しめます。
ここ本館の他にも別館と新館、計3店舗とお土産店もあります。
昼は香港スタイルランチが名物です。チャーシュー、皮つき豚バラ肉の焼き物、モツ盛り合わせ、貝柱入り揚げシューマイから一品選びます、季節の野菜炒めにスープとご飯がついて1,100円。通常メニューは焼き物盛り合わせで2,000円以上しますから、とってもお得です。
私はチャーシュー&豚バラ肉の焼き物をセレクト。すごく豪華な盛り合わせが運ばれてきました。
こんなにお肉ばかり、おじさん食べられるのか?は余計な心配でした。
思いのほかジューシーでサッパリ、しつこくありません。皮つき豚バラは外側カリカリ、食感が楽しいしチャーシューはたれの味が染みてて奥深い味わいです。からしをつけるとピリッと味に変化がでておいしさも増し増し。青菜炒めがお肉の合間にいい感じで味を調えてくれます。
スープもとろ~りいい感じ。ごちそうさまでした。
同發というお店の名前の由来は、お客様と同じく発展していくということだそうです。
同じく発展で「同発」とは、なかなかのネーミング。
調べてみると發という漢字は財を成すという意味もあるようです。
この發という漢字、私は白發中の三元牌、麻雀を連想してしまい同發さんはとても親近感があります。
大三元は上がったことはあるのですが、緑一色はテンパイまで、いつかは実現したい役満です。
麻雀やっていない人には何のことだか分かりませんよね。話がそれてしまい失礼いたしました。
横浜中華街 順海閣 本館
中華街大通りから香港路へ入ると黄色に赤色で順海閣本館の文字が大きく見えます。
こちらは1,945年創業、広東料理の老舗で創業者があの崎陽軒の貝柱入りシュウマイを考えたことで有名。店名も順風満帆に海を往く如く人生の大海原に多幸あれとの願いを込めて初代創業者、呉笑安が名づけたのが由来とされています。すごいぞ創業者。
食べ放題もやっているんですが、本日はランチ。
エビチリ、酢豚、牛肉ピーマン細切り、マーボー豆腐、チャーシュー麵・ネギそば・タンタン麺・五目そばなど麺類にチャーハン付のセットもあり、お値段税込みで990円とリーズナブル。
もちろんデザート付き、そしてスープは☆フカヒレ☆なんです。
今日はエビチリを注文。ごらんの通りエビはプリプリでやさしい味です。余計な説明は要りませんね。
うわさの焼売も付いてます。これはまさしく焼売弁当の焼売の味、確かに崎陽軒仕様です。
今まで弁当の冷たいのしか食べたことがなかったので暖かいのは初めて、貝柱の香りがやさしく鼻から抜けて改めて焼売好きになりそうです。
そしてこのスープ、上品な栗色の中を泳ぐフカヒレでテンションあがります。
サービスの杏仁豆腐もおいしくいただきました。
⇩ラーメン チャーハンはこちらへ
サモアール 馬車道店
サモアール、それはロシア、中近東やインドで使われているアンティークな湯沸かし器。
店名からも分かるように、横浜駅にある老舗紅茶専門店の馬車道店になります。
馬車道沿の入口は少し分かりにくいですが路地横の入口に大きなサモアールの看板があり目印となっています。
紅茶専門店ですがランチメニューは充実しています。日替わりとハンバーグ、週替わりでオムライスとスパゲティがあり、ドリンクはセットだと250円割引になりますからお得ですよ。
アイスロイヤルミルクティーがおすすめです。
今日は週替わりのオムライスをたのむことにします。先週はほうれん草、今週はキノコのオムライス。ふわふわ卵のなかはキノコガーリックバターピラフでしっかりした味付け。
キノコの味が強めなので、まろやかな玉子との相性が抜群、ケチャップのアクセントもいいですね。
コンソメスープもいい味してるしサラダも適量。さすがこの地で長くご商売されてるだけのことはあります。
アイスロイヤルは普段飲んでるアイスミルクティーとは一味も二味も違います。
とてもまろやかな上品なお味ですが濃厚、紅茶の濃さにミルクが負けていません。
アツアツの濃い紅茶をたっぷりの氷とガムシロが入ったグラスに注ぎ素早くステアしミルクを載せる
この一連の流れは簡単には真似できないプロの技ですね。
たっぷりサイズであざやかなツートンカラーが素敵です。アップルやアプリコットなどアイスフレーバーロイヤルミルクティーもあります。次回はマンゴーに挑戦してみよう。