横浜中華街ランチを楽しもうシリーズ、冷やし中華編。
前回は景徳鎮、桃桃林、興口福さんをご紹介しました。
今回その3は京香楼、東光飯店、三和楼さんをご紹介。
冷やし中華といえば夏にはなくてはならないメニュー。
ここ日本が発祥、中国の冷やしとは一線を画しています。
おなじみの醤油だれ、ごまだれ以外にも四川風やバンバンジー冷麺、タンタン冷麺と種類も豊富。
中華街のお店でも夏の定番メニューとして多くのお店で提供されています。
なお、各お店の情報はリンクより過去記事をご参照願います。
※画像はクリックすると拡大でご覧いただけます。
京香楼
京華樓は四川料理のお店で関帝廟通りの中央に位置する本館、中華街大通り沿いの善隣門手前に位置する大通店と中華街に2店舗あります。横浜駅近くの鶴屋町店もありますので計3店舗。
上海や山西省の本場中国人シェフが作る本格的料理が人気で多くのお客様から支持を得ています。
夏季限定特製冷麺は3種類。
特製調味料で四川省特産の芽菜(ヤーサイ)と豚挽き肉を炒め、胡瓜、小松菜をたっぷり盛った「冷やし四川坦々刀削麺」は1210円。辛さは唐辛子マーク1つ。
爽やかな痺れ(麻、マー風味)が楽しめる「青花山椒ダレの爽やか冷麺」は1450円。
痺れマークが3つの強者。
人気の前菜、蒸し鶏の特性ソース掛け(よだれ鶏)と細麺の冷麺「よだれ鶏の冷麺」は1450円。
辛さは唐辛子マーク2つと痺れマークが1つ。
悩んだ挙句「冷やし四川坦々刀削麺」に初チャレンジとなりました。
運ばれてきた冷やしはきゅうりと小松菜の鮮やかなグリーンでとても涼しげです。
挽肉も上手そうですし、太い刀削麺が食欲をそそります。
少しだけど頂上にはパクチーも。
かき混ぜてみると、真っ赤なタレが現れます。
一口含んでみましたが坦々特有の挽肉の旨味と相まって思っていたほど辛くはなく一安心。
刀削麺の太麺自体の味もしっかりしているので濃いめのタレに負けていません。
バランスの良い仕上がりです。
ふたくち、みくちと進むうちに辛さが増してきました。
こんな時にはきゅうりと小松菜が火消しの役目も担っていい仕事しています。
辛いけどあと引く味というところです。
町中華では味わえない刺激的なお味、ぜひお試しください。
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東光飯店
横浜スタジアム側の玄武門から善隣門へ向かい北門通りを行くと右側。
加賀町警察署の前にある鮮やかな赤青黄色と黒に金文字看板がひときわ目をひきます。
以前は本館と別館に分かれて営業していましたが現在はこちら1店舗で営業中。
東光飯店さんは「冷やし中華」一点勝負。
醤油だれかゴマダレが選べてお値段1300円。
人気の880円ランチもあります。
揚げレバの炒め、鶏肉とロメインレタスの炒め、なすとひき肉の味噌炒めの3種類。
どれも美味しそう、ランチと比べると一品料理の冷やし中華は割高感は否めません。
しかし、この猛暑です。冷やしの魅力にはかないません。
初志貫徹、冷やし中華を醤油だれで注文します。
やはり見た目も華やかですね。
赤が冴えるチャーシュー、蒸し鶏、錦糸卵、きゅうり、ハム、メンマ、海老も乗っかっています。
具がたっぷりで麺が見えません。
きゅうりと酸っぱい醤油ダレの相性は誰もが好む組み合わせではないでしょうか。
食欲がなくても箸が進みます。
このさっぱり感にチャーシューと錦糸卵がパワーを与えてくれるところが、冷やし中華の良さです。
冷やしにメンマの組み合わせは初めてだったんですが、意外と酸味がメンマにも合うのは発見でした。
お家で冷やし中華作るときにトッピングで使いたいと思います。
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三和楼
関帝廟通りの上海路と市場通りの中間あたり、白地に三和樓の金文字が輝いてます。
楕円形の入口も特徴的、両サイドのウインドウも目を引きます。
中華街で昭和37年から営業する上海料理の老舗、もう60年近く営業されているんです。
老舗らしく冷やしも4種類のラインアップ。
「冷やしラーメン」はさっぱりスープと細麺のあっさり仕上げで1100円。
これは味と技術に自信が無いと提供できないメニュー。
ごまの風味とピリッと辛い挽き肉は「冷やし担々麺」で1100円。
ごま醤油ベースの定番の冷やし中華「冷麺」は1200円。
そして「特製冷麺」2200円。
自慢の海鮮、アワビにエビ、クラゲがトッピングされているスペシャルメニュー。
ここは、定番ですがごま醤油ベースの冷やし中華で行きます。
チャーシュー、蒸し鶏、きゅうりのシンプルなトッピングで登場です。
何か他とは違う気がするのは、このたっぷり注がれたタレの存在です。
麺がタレの中を泳いでいます。
よほど自信があるタレなんでしょうね、食べるのが楽しみです。
何と爽やかなお味でしょう、ごまとお酢、醤油が絶妙なバランス。
ゴマダレ特有のくどい感じがまったくありません。
さっぱりとしたゴマダレスープはサラサラで酸味強めの薄味仕上げ。
三和楼さんは上海料理の老舗だけあって素材への自信の表れとして料理全体が薄味仕上げなのですが、冷やし中華にも活かされているんですね。
お行儀悪いけど、お皿に口付けてスープ飲んじゃいました。
ごちそうさまでした。
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