前回その6では中華街の一楽と華錦飯店をご紹介しました。
今回も中華に加え、馬車道の生チョコ発祥の店もご紹介します。
町中華のラーメンやチャーハン、餃子などは食べなれていますが、本格的な中国料理となると種類も多く何を頼んでいいのかよく分かりませんよね。そこで登場するのがランチ。
中華街はお店が日替わりでシニアにもピッタリな本格的中国料理が多彩です。
知らない料理を体験できる楽しみと種類が多い中華の知見が深まるという魅力的なランチタイム。
土日祭日とは違い平日の中華街は違った風景、気軽にお得な中華を楽しみます。
早いもので、このシリーズも7回目。
辛いものが不得意で先送りなっていた四川料理、いよいよ突入です。
四川は中国内陸部、揚子江の上流に位置します。
四川料理は豊富な調味料や香辛料を使うのが特徴で辛いことでも有名。
四川唐辛子と中国花山椒を使った本場の味に挑戦だ。
日本でもおなじみの家庭料理にもなっている麻婆豆腐ですが本場四川の麻婆は違うはず。
食べ比べしてみましょう。
※画像はクリックすると拡大でご覧いただけます。
横浜中華街 景徳鎮 純四川料理
中華街大通りから市場通りに入り真ん中あたり。
中華街で白地の看板は珍しく、「景徳鎮」の金文字が目立ちます。
チョット怪しげな恐い感じのフォントもミステリアスでいい感じ。
右手の大きなショーウインドウ内には美味しそうな数々のメニューがズラッと並び目を引きます。
平日なのに本日のご予約ボードもビッシリ、中華街にもお客さんが徐々に戻りつつあります。
期待に胸を膨らませ、辛さに少し不安を抱きつつビビりながら入店。
お二階のゆったり二人用のテーブルにご案内いただきランチメニューをじっくりと眺めます。
ランチメニューは5種類、すべて780円でスープ・お新香・デザート付き
・牛肉とピーマンの細切り炒め
・海老のチリソース煮
・小柱の四川辛子ソース炒め
・マーボー豆腐
・豚肉薄切り温しゃぶにんにくソース掛け
スペシャルランチメニューもあります。1,100円
・四川風麻婆豆腐掛け御飯
・四川風麻婆豆腐掛け麺
・葱チャーシュー担々麺と揚州半炒飯
スペシャルの四川風は、例のしびれるやつですね。
本来こちらをセレクトするのが筋ですが、辛さに自信がないので今日のところは通常ランチのマーボー豆腐を注文することにしました。普通の辛さらしいです。
普通って何が普通なのか気になりますが、楽しみに待つことにしましょう。
待つこと10分、マーボー豆腐が到着。美しい!魅惑の赤、これは食欲そそります。
マーボー豆腐の他グリンピースのピリ辛も付いています。箸休めによさそう。
さて、マーボーを一口いただきます。お味は山椒が抑えられていてそんなに辛くありません。
あの赤い色に一瞬ビビりましたが、いわゆるお家の優しい味に近い感じ。
近いといってもお家のそれとは違い、コクのある辛み、存在感があるお肉、つぶれていない豆腐の柔らかすぎない触感が満足感を高めてくれます。
スープは初めて体験するアサリのあっさり塩味、辛いものが苦手な私には大変美味しく頂けました。
食後の杏仁豆腐で口の中を整えて、ごちそうさま。
さすが、麻婆豆腐作り日本トップと称される通り絶品。
私は普通のマーボー豆腐ランチでしたが、本場の味、山椒の刺激を求められている方には物足りないかもしれません。そんな方にはスペシャルの四川風をおすすめいたします。
夜と比べるとお値段もお得です。
横浜中華街 景徳鎮 新館 四川料理
景徳鎮は市場通り、こちら景徳鎮新館はお隣の通り香港路にあります。
こちらの看板は緑に金文字でお店の入り口右側に唐辛子の飾りが沢山ぶらさがっていて目立ちます。
おすすめランチはお得な650円、AからLまで12種類もありスープとお新香、デザート付き。
蒸し鶏葱生姜ソース、鶏肉とピーナッツ、エビチリ、茄子と豚肉の甘味噌炒め、スブタ、ホイコーロウ、牛肉とピーマン細切り、鶏唐揚げの甘酢、ニラ玉、豚肉とキクラゲ玉子、マーボー豆腐、豚レバー香り辛子炒めと続き選ぶのが大変。
さらに麺とのセットメニューも用意されており至れり尽くせりです。
ランチタイムは焼き餃子が5個入り350円で追加もできボリュームランチにも対応。
お得なセットメニューは900円。海鮮シューマイが追加されスープもフカヒレ入りにグレードアップ。
今日はフカヒレスープモードなのでセットメニューの方を頼みます。
四川の名店ですから辛いものが得意ではない私もメニューの「普通の辛さ」を信じて麻婆豆腐を注文。
別メニューで四川マーボー豆腐が用意されているので普通の辛さは大丈夫そうです。
お待ちかねのマーボー豆腐が海鮮シューマイと共に運ばれてきます。
見た目はそんなに赤くありません。ということは山椒多めか?!少々黒っぽい感じも。
勇気を出して、見た目そんなに辛くはなさそうなので一口いただきます。
山椒の香りがつ~んと抜けて、じわ~っと辛みがせまってきます。
ラー油と山椒の辛さが相まって、家庭料理のマーボー豆腐と違うことは一目瞭然、いや一味瞭然。
そんなに辛くはありませんがライスは常時出動態勢。やはり辛い、辛いです・・・どっちだよ。
お肉もたっぷり入っていて、ラー油 < 山椒のバランスが豆腐とピッタリ合ってて後引く味。
この絶妙な辛さのバランスが本場四川料理の店ならではです。
フカヒレ入りスープもピカピカで濃厚な味。海鮮シュウマイは麻婆豆腐の箸休めになっちゃいました。
本物の箸休めの大根の酢漬けも甘みがほどよい感じでホッとします。
食後の杏仁豆腐でクールダウン。今日も満足なランチでした。
四川のお店2件連続で訪問しましたが、辛みというより旨味を感じられる印象。
辛いの苦手な私ですが、これからは四川料理店も積極的に訪ねようと思える体験でした。
⇩ラーメン チャーハンはこちらへ
馬車道 SILS MARIA 生チョコ発祥の店
辛い四川料理を食べたからという訳でもないのですが、甘いものを身体が欲しておりますのでホットチョコなんぞ頂きに寄らせて頂きました。
シルスマリアは生チョコ発祥のお店、馬車道が本店ですが平塚、桜木町、南町田にも店舗があります。
数種類のベルギーチョコと新鮮なクリームで作られる生チョコは柔らかいため、一つひとつ手作業でカットし、ていねいに箱に詰められています。
一粒口に入れてゆっくりと溶け出す濃厚な味わい。職人技が光る生チョコ体験をあなたもぜひ。
1Fのウインドウの主なラインアップ
・3種のミルクチョコ「公園通りの石畳シルスミルク」
・ホワイトチョコの「スノーベリー」
・深煎りカカオの「シルスビター」
・ウイスキーの香りが楽しめる「竹鶴ピュアモルト生チョコレート」
・白ワインの香りが楽しめる「ソラリス生チョコレート」
その他、いろいろありますが、入門編には3種の味が楽しめる「生チョコ3種アソート」がおすすめ。
個人的にはアールグレイ、白桃も魅力的です。
2Fのカフェでホットチョコを頂きます。
専門店ならではの濃厚な中にもくどさがなくて、ちょうどいい感じ。
ほどよい甘みとカカオの香りがお口の中に拡がります。
ホットチョコに、追いチョコできるよう生チョコが付いてきます。
この気の利いた組み合わせはプロだから思いつく技。この手があったか~という感じ。
見事にお店の術中にはまり、帰りにアソートを手土産に買うことに。
もちろんお家でCOCOA&追いチョコを披露し、オヤジの威厳を見せる為です。
結果は大成功、お家のココアが数段グレードアップすること間違いなし。砂糖は少なめにね。