横浜中華街ランチを楽しもうシリーズ番外編として冷やし中華を特集します。
冷やし中華といえば夏にはなくてはならないメニュー。ここ日本が発祥で、中国の冷やしとは一線を画しています。
おなじみの醤油だれ、ごまだれ以外にも四川風やバンバンジー冷麺、タンタン冷麺と種類も豊富で地方によって冷麺とか冷やしラーメンとも呼ばれています。
中華街ならではの冷やし中華、探索してみましょう。
なお、各お店の情報はリンクより過去記事をご参照願います。
※2022年夏の価格です、値上がりしている場合がありますのでご了承願います。
2023年版では、今回紹介していないお店9店舗の情報を「まとめその2」でご覧いただけます。
※画像はクリックすると拡大でご覧いただけます。
北京飯店
元町中華街駅から朝陽門へ進むと大通り沿いの角に大きく北京飯店の看板が見えます。最初に目に入る看板で中華街の入り口ということもあり誰もがご存じの老舗。
こちらの冷やし中華は夏だけでなく一年中食べられることでも知られています。
冷やし中華は1,580円、ごまダレ冷やしは1,680円となります。涼しげなお皿にきれいに盛り付けられた具材は、キュウリ、トマト、クラゲ、レタス。チャーシューに蒸し鶏、そしてカニが少々上品に盛り付けられています。
醤油たれの方は一年中提供しているだけあって、コクがあり酸味も少し強めですが後引くお味です。
オーソドックスの中にもバランスの良いお手本のような冷やし中華でした。
獅門酒楼
関帝廟の横の路地、中山路を入るとすぐ黄色に赤で獅門酒楼の看板が見えてきます。
日替わり定食も充実しているこちらは冷やしのメニューも充実です。
白醤油だれ使用のサッパリ海鮮冷麺は1600円。定番の五目冷麺は1100円。トマト入り冷やし担々麺は1100円で汁なしの和えそば。爽やかな味わいと食感が楽しめる海老と夏野菜の冷やし麺は1100円。
以上4種類が夏季限定で用意されています。
五目冷麺はたれはゴマだれ、酸味が強い濃い口のパンチのあるお味です。
具は有頭海老を筆頭に玉子、キュウリ、チャーシュー、トマトの他、蒸し鶏、しいたけ、クラゲ、サラダ菜と9種たっぷりと添えられております。麺も中太ストレートで程よいたれのからみ具合。
見た目も美しく食欲をそそります。スープも残さず飲んじゃいました。
同發本館
中華街大通りの真ん中、市場通りの入口に位置する本館はウインドウにつるされた焼き物が目を引きます。
ここ本館の他にも別館と新館、計3店舗とお土産店もあります。
こちらの特製冷やし中華は1,320円。醤油だれのトラディショナルな冷やし中華で、麺と具とタレのバランスが絶妙でそれぞれが主張しすぎない品のあるお味です。
具材はキュウリ、玉子焼き、かまぼこ、レタス、クラゲ、紅ショウガ、チャーシューと7種、からしは別添えにてついてきます。
ポイントはお店の名物チャーシューが味わえること、八角など香辛料控えめなチャーシューはジューシーで、タレの酸味と相まっておいしさ倍増。
鼻からツーンと抜けるからしを付けることで更にお味が3倍増となりますよ。チャーシューの赤色が冷やし中華の彩りをより一層、鮮やかなものにしています。
楽園
善隣門のすぐそば、大通り沿いに少々地味にお店を構えているのが楽園さん。
アットホームな雰囲気の楽園の冷やし中華は王道の醤油味一本で勝負、950円と他店と比べて価格はリーズナブルですが内容も負けてはいません。
具材はキュウリ、玉子、薄切りトマト、エビにチャーシュー、そして中華街では珍しいもやしが入っています。錦糸卵は少々厚めので手作り感満載、卵の味そのものが味わえます。これ大好き。
醤油スープは、どこか懐かしい酸っぱめ、味濃いめという私好みのお味。もやしとの相性もピッタリで、丁寧さが伝わってくるお味でした。
一楽
中華街大通りのセンター角地に位置する一楽は1階の黄色の壁と4重の塔が目印の創業1926年の老舗です。
広東、四川、上海、北京と多彩な調理法で提供されるメニューが魅力、何を食べてもおいしいと評判のお店。こちらは冷やしのメニューは3種類。期待できますね。
レモン風味のサッパリ醤油味の五目冷麺が1,200円。濃厚なゴマの風味とラー油のパンチある辛さ冷やしタンタン麺が1,100円。シークワーサーの爽やかな香りが際立つ塩味の合鴨とシークワーサーの冷やし麺1,200円。
どれも美味しそうですが、醤油味の五目冷麺を頼みます。具材はキュウリ、玉子、トマト、シイタケ、クラゲ、エビ、蒸し鶏、チャーシューの8種、量もたっぷりで麺が見えません。豪華です。
チャーシューはお土産用も人気なだけに濃厚なお味です。クラゲも太めでコリコリ感がしっかりとした上質な物。しいたけも味が良くしみてますが甘すぎずいい感じ。
麺は細めのストレート、スープは酸味がそれほど強くなくさっぱりしています。
番外編 揚子江菜館 神田神保町 冷やし中華発祥の店
白山通りからスズラン通りに入ってすぐ左側に京劇の派手な顔のマークが入った看板が。創業明治39年とあり歴史を感じます。
池波正太郎さんも通われていて上海焼きそばが好物だったそうです。昭和8年に誕生したのが元祖冷やし中華、富士山の四季を彩る飾りの五色涼泮麺として人気です。
古き良き昭和の味、人気メニューとして
1、五色涼拌麺(元祖冷やし中華)2、上海式肉焼きそば3、五目焼きそば4、すぶた5、蟹玉(かに玉)の五品目、当店でしか召し上がれない料理として乾隆肉定食他8種類がポスターでアピールされてます。
元祖冷やし中華は富士山をイメージした盛り付け。定番のキュウリ、錦糸卵、チャーシューにかんてん、タケノコ、エビ、しいたけ丸ごと1個、きぬさやと盛りだくさん、富士山の新緑や雪など四季の風景を模しています。
これで終わりではありません、錦糸卵の下にはウズラの卵と肉団子が埋もれています。それも2個も、満足です。
醤油だれはかなり甘口な特徴あるお味、最初は甘すぎるかな?って感じるのですが酸味と相まって箸がすすんでいきます。
たれがたっぷりと入っていて、だんだん具にもなじんでいきますので最後まで美味しくいただけます。具材に負けない工夫はさすがでした。
今回はオーソドックスな冷やし中華のご紹介でしたが、近年は変わり種の冷やしも数多くみられるようになりました。どんな冷やしに出会えるか、毎年夏が楽しみですね。
2023年 横浜中華街 冷やし中華まとめ その2
おすすめランチ まとめ10選
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