前回、その7では景徳鎮、桂宮、華都飯店さんをご紹介しました。
今回は華錦飯店、景珍楼、翠香園さんをご紹介します。
中華料理の中で、ラーメンとチャーハンは誰からも愛され続けている慣れ親しんだ味。
横浜中華街では、お店によって工夫を凝らした数多くのメニューが用意されています。
お得な「ラーメン&チャーハン」のセットメニューもランチタイムの楽しみ。
中華街ならではのレアなメニューも。
きっと、あなた好みの味が見つかるはず。
※画像はクリックすると拡大でご覧いただけます。
華錦飯店
中華街で長年営業している魚屋さんが営む食材にこだわったお店。
新鮮な魚介類を使った中華料理が自慢です。
宴会場も完備されているので、宴会や会食にも最適。
中華大通りを背に市場通りを歩いていくと関帝廟通りに出ます。
そのまま真っ直ぐ歩くと左手に青い看板の魚屋さん、隣が赤い看板に金文字の華錦飯店です。
メインストリートから少し離れているので静かで落ち着いた感じ。
あの中華街独特の雑踏が苦手な方にはおすすめ。
華錦魚屋ランチは三種海鮮とナスの豆板醤炒めが800円、海鮮と豆腐の煮込み(塩味)700円。
その他レバニラやホイコーロなどもありますが、今日は麺。
ランチメニューの「ネギチャーシュー麺+炒飯」800円をオーダー、漬物と杏仁豆腐付き。
お昼ピーク時で1階は満席、2階の円卓を案内頂きました。
真ん中が仕切られていますのでおひとり様でも安心。
見渡すとランチをオーダーされている方がほとんど。
今日は1番の「3種海鮮とナスの豆板醤炒め」が人気のよう。
他人を気にしている場合ではありません、私のネギチャーシュー麺がやってきました。
程なくチャーハンも到着。
まずはスープを一口、くせのないシンプルな醤油味でネギチャーシューとの相性良し
ここで、チャーハンを一口。
むむ、これは旨いぞ。
しっかりした、そして複雑な味付けでスプーンが止まりません。
干しエビの味もするような気が・・・
海鮮がおすすめのお店なのでバイアス入っているんかもしれませんが、旨味たっぷりのチャーハン。
セットの場合、前半戦は麺を重点的に、後半戦がチャーハンの展開。
この流れだと麺が伸びてしまいそうなので、一旦スプーンを置きましょう。
では、ネギチャーシューへ戻ります。
細切りチャーシューと細切りネギ、なぜにこんなに相性が良いのでしょう。
このネギチャーシュー、お酒のおつまみにも最高の組み合わせだ。
結構なボリュームでしたが完食。ごちそうさまでした。
↓↓所在地等お店の情報は過去記事から
景珍楼
ランドマーク的な善隣門から延平門(石川町側の西門)へ向かう西門通りを行くと、すぐ左側。
中華街では珍しい青の地色に赤文字で中国料理景珍楼のビル看板が目に入ってきます。
入口の上には定番の赤の地色にゴールドに輝く景珍楼の文字が。
こちらは本館となりますが、中華街大通りに新館大通り店もありますよ。
創業は1956年で、現在は3代目がお店を切り盛りしています。
お店の一番人気は、豚バラ肉の角煮「景珍東扣肉」です。
豚バラ肉をじっくりと煮込んだ角煮は、柔らかくてジューシーで、甘辛いタレがよく合います。
また、麻婆豆腐やエビチリなどの定番中華料理も、景珍楼ならではの味。
ランチは週替わりとサービスランチがあります。
今週は鶏肉と特製味噌炒め、白身魚の四川炒め、豚肉たっぷり野菜炒めの3種。
どれも770円のランチならではのお得な価格。
その他、私も前回頂いた看板メニューの豚バラ肉の角煮や定番のホイコーロー、マーボー豆腐、スブタなど1000円以下で食べられます。もちろんデザート付きです。
今日はランチメニューではなく単品メニューから、特製黒チャーハンを頂くことにします。
1298円とランチメニューと比べると割高感はありますが特製ということで期待しましょう。
やってまいりました黒光りの美しいフォルムです。
中華街ではいくつかのお店で黒チャーハンを提供しています。
この黒色は上海中国醤油を使っているから出せる色
色の割にはあっさりしているのが一般的に言えることですが景珍楼さんはどうでしょう。
香りはそんなに強くありません。
味は薄口でやや甘めな仕上がり、程よいパラパラ感です。
特徴がないと言えばイメージが良くないかもしれませんが、具材も出しゃばった主張がなくシンプルでサラッと食べられます。
この黒チャーハンは好みによって意見が分かれるところ。
価格もランチ価格でないので割高感はあります。
食べ慣れたチャーハンの方が良いという方もいらっしゃると思います。
景珍楼さんも、五目チャーハン、エビチャーハン、海鮮チャーハンと揃っています。
この程いパラパラ感が出せる中華鍋捌きなら、他のチャーハンも美味しい事でしょう。
↓↓所在地等お店の情報は過去記事から
翠香園
朝陽門から中華街大通りを少し歩くと市場通りの門が左手に見えてきます。
こちらを入って右手七件目くらいに正方形の特徴的な、金枠で囲まれた翠香園の大きな文字。
歴史は古く、関東大震災前から市場通りでお店を始められているそうです。
広東料理を専門としており店内は広々としていて、テーブル席、座敷席、個室が完備。
ランチタイムは、お得なセットメニューが用意されています。
中華菓子も人気で月餅や人気のココナッツカスタードパイ他多くの種類が店頭に並んでいます。
ウインドウに一緒に並んでいる肉まんもおいしそう。
看板に元祖中国銘菓とあるだけに、昼ですでに売り切れのお菓子もあり人気の高さがうかがえます。
今日のランチは豚肉と小松菜の炒め。
料理長のおすすめは、中華風鯛の刺身、ミル貝のネギ生姜合え、ホタテ貝と野菜の炒め、空心菜炒め。
ボードメニューからも、料理長のこだわりと自信が伝わってきます。
今日は麺料理を食べに来ました。
翠香園さんは麺料理へのこだわりもあります。
人気のサンマーメンは880円、担々麺は990円、海鮮そばが1320円。
他にもネギそばやエビそば、牛肉そばもありますが、サンマ―、坦々、海鮮、この3麵が推し。
人気のサンマーメンもいいのですが、自慢の海鮮も外せません。
本日は、海鮮湯麵(海鮮そば)でいきましょう。
テーブルに運ばれて来た時から、香りとビジュアルで胸が高鳴ります。
まずはスープ、絶妙な塩加減だからこそ味わえる複雑で上品な海鮮出汁と白菜の甘み。
エビ、イカ、ホタテ、マッシュルームと白菜の組み合わせはよくありますが、ここまで美味しさを引き出せるのは、この微妙なとろみ感も影響していると思います。
ごま油の香りも程よいです。
麺もいい、最近麺に味があるものは少なくなりました。
塩味のせいもあると思いますが麺に甘みと香りが感じられます。中細がいい。
思わずスープもすべて飲み干し完食です。
塩は素材の良さを引き出せる魔法の調味料。
それだけに料理人の腕によって差が出るのが塩味のタンメン。
こちらは、タンメン好きなゆうが中華街で上位にはいるお店です。
↓↓所在地等お店の情報は過去記事から
↓↓みんな大好きラーメン&チャーハン その9