中華街シリーズで紹介してきた、横浜馬車道、関内、桜木町のレトロな喫茶店をこちらでまとめます。
歴史ロマンあふれる横浜の情緒を今も残すレトロ喫茶、ずっと続けて頂きたいですね。
お店の詳細や所在地などはリンクの元記事をご参照ください。
※画像はクリックすると拡大でご覧いただけます。
コーヒーの大学院 ルミエール・ド・パリ
少し贅沢して、ゆっくりと食後のコーヒータイムも良いですね。
中華街の玄武門からスタジアム脇を歩き関内駅方面へ向かっていくと、赤に白抜きで大きく「大学院」の三文字が見えてきます。コーヒーの大学院とウインドウに書かれています。
1974年創業の店内はテーブル、椅子、調度品、そしてレッドカーペットとすべてゴージャスな作り、古き良き横浜のレトロな感じが味わえます。少々お高めのマンデリン740円也を注文すると、サイフォンごとテーブルで提供されお得な気分です。一杯ずつ丁寧に入れられたコーヒーを「ボーンチャイナ」で味わいます。
マンデリンの濃厚な深みがより一層際立ち、贅沢なひと時が過ごせます。
ランチも充実しており、横浜ならではの洋食を味わうことができます。
歴史を感じる、港町横浜ならではの癒しスポットです。
馬車道 十番館
昭和42年創業、明治の西洋館を再現した十番館は文明開化の香りがするオシャレなレストランです。
1Fは喫茶室になっており優雅な気分で一杯のコーヒーを楽しむことが出来、ホイップクリームも添えられていますのでウインナコーヒーとしても楽しめます。
来店されるお客様もお上品な方ばかりですからセレブ感も味わえますよ。
スイーツメニューもアップルパイやパフェをはじめ店内で販売されているケーキもオーダー出来ます。
マドレーヌやクリームを厚みのあるビスケットでサンドしたビスカウトなど焼き菓子も1階の売店で販売しており、お土産にも最適。記念日には自慢のフレンチディナーコースも頂きたいですね
サモアール 馬車道店
サモアール、それはロシア、中近東やインドで使われているアンティークな湯沸かし器。
店名からも分かるように、横浜駅にある老舗紅茶専門店の馬車道店になります。
馬車道沿の入口は少し分かりにくいですが路地横の入口に大きなサモアールの看板があり目印。
紅茶専門店ですがランチメニューは充実しています。日替わりとハンバーグ、週替わりでオムライスとスパゲティがあり、ドリンクはセットだと250円割引になりますからお得ですよ。
アイスロイヤルミルクティーがおすすめです。
今日は週替わりのオムライスをたのむことにします。先週はほうれん草、今週はキノコのオムライス。ふわふわ卵のなかはキノコガーリックバターピラフでしっかりした味付け。
キノコの味が強めなので、まろやかな玉子との相性が抜群、ケチャップのアクセントもいいですね。
コンソメスープもいい味してるしサラダも適量。
さすがこの地で長くご商売されてるだけのことはあります。
アイスロイヤルは普段飲んでるアイスミルクティーとは一味も二味も違います。
とてもまろやかな上品なお味ですが濃厚、紅茶の濃さにミルクが負けていません。
アツアツの濃い紅茶をたっぷりの氷とガムシロが入ったグラスに注ぎ素早くステアしミルクを載せる。
この一連の流れは簡単には真似できないプロの技ですね。
たっぷりサイズであざやかなツートンカラーが素敵です。アップルやアプリコットなどアイスフレーバーロイヤルミルクティーもあります。次回はマンゴーに挑戦してみよう。
関内 喫茶ぷらむ
関内駅から海側に向かって徒歩10分弱、懐かしいレトロな雰囲気の入口が目印です。
レストラン・喫茶プラム。喫茶店ですが洋食メニューが豊富でおすすめのお店。
私の推しはメンチカツ定食。ハンバーグも人気ですがメンチ一本で推してます。
注文が入るとマスターが大きなボウルから一人前の具材をていねいに取り分けて形を整えます。
手作りで創られるメンチカツはボリュームはもちろんですが揚げたてのジューシー感は他では味わえない絶品。これがクセになる味というやつです。
ケチャップスパとマカロニサラダの付け合わせも絶妙なのと、忘れちゃいけないのがスープではなく味噌汁が付いてくるということ。昔ながらの洋食屋さんでは普通にみられる光景でしたが、最近はあまり見られなくなりました。こうゆう懐かしい感じも味に拡がりを持たせてくれるわけですね。
これだけの仕事ですから出てくるまで時間もかかりますし、お昼前には満席になりますので時間は少しずらしていく方がおすすめです。ぜひお試しを。
馬車道 SILS MARIA 生チョコ発祥の店
辛い四川料理を食べたからという訳でもないのですが、甘いものを身体が欲しておりますのでホットチョコなんぞ頂きに寄らせて頂きました。
シルスマリアは生チョコ発祥のお店、馬車道が本店ですが平塚、桜木町、南町田にも店舗があります。
数種類のベルギーチョコと新鮮なクリームで作られる生チョコは柔らかいため、一つひとつ手作業でカットし、ていねいに箱に詰められています。
一粒口に入れてゆっくりと溶け出す濃厚な味わい。職人技が光る生チョコ体験をあなたもぜひ。
ホットチョコレート ビターカカオ (サントメ産 カカオ70%チョコレート使用) 700円
2Fのカフェでホットチョコを頂きます。
専門店ならではの濃厚な中にもくどさがなくて、ちょうどいい感じ。
ほどよい甘みとカカオの香りがお口の中に拡がります。
ホットチョコに、追いチョコできるよう生チョコが付いてきます。
この気の利いた組み合わせはプロだから思いつく技。この手があったか~という感じ。
見事にお店の術中にはまり、帰りにアソートを手土産に買うことに。
もちろんお家でCOCOA&追いチョコを披露し、オヤジの威厳を見せる為です。
結果は大成功、お家のココアが数段グレードアップすること間違いなし。砂糖は少なめにね。
TEA SALON 花 壇
横浜桜木町、東口東京湾サイドはみなとみらいをはじめオシャレな次世代スポットが続きます。
そして西口、野毛というカオスゾーンへ続く大人のエリア。
そこにピオシティという時間が止まった昭和がある。
昼から飲めるお店も数多くある。
車券売り場もある。
ここ花壇はそんな中で生き抜いてきた懐かしい香り満載の昭和の喫茶店。
おじさんには心落ち着く場なのである。
入口のショーウインドウ、テーブルや椅子もどこか懐かしい、お食事、軽食メニューも種類が多く食券を買って口頭でオーダーを伝えるという券売機からの連携なし。これも一昔前の懐かしい仕組み。
店内は広々としていて当然のごとく喫煙可、年配のお歴々がコーヒーをすすりながら煙をくゆらす。
禁煙・同調圧力関係なしの世界、世の流れには逆らえず禁煙席も確保されています。
今日のランチはナポリタンセットにしましょう。
券売機にはナポリタンというボタンはありません。750円の食券を買い求めナポリタンと口頭で注文。
確かに750円のメニューだけでも数多く用意されているのでメニューごとにボタンを設定すると自販機を複数設置する必要があり大変なことになる。ある意味合理的な素晴らしいシステムかもしれません。
食券制ですがセルフサービスではなく、ホール係の方がいらっしゃいます。
一式プレートに載って運ばれてきました。
麺が茹で置きの、もっちり・ベットリナポリタンと思っていましたが、アルデンテ寄りの今風のナポリタンではありませんか。この事実にチョッピリ悲しくなるのって私だけでしょうか。
セットのサラダ、正々堂々とキャベツのみですが、ドレッシングが泣けます。
昔どこかで味わった記憶が・・・脳裏に焼き付いているスーパーでは買えないあの味。
そしてアイスコーヒー。一口飲むとこめかみの下がキュッとなる酸味が感じられる昔のアイスコーヒー。
極めつけは粉チーズ。大きい出口と小さい丸い出口が両サイドに付いているのですが、大きい方はセロハンテープで封印されており大量に掛けることへの抵抗が試みられています。
どうでしょう、ただ昭和が懐かしいということではなく当時からのきめ細やかな顧客満足というより経営に関するサスティナビリティ―が感じられませんか?
こんな生き抜く強さが昭和の魅力でもあるわけです。
洋食キムラ
JR桜木町駅から大岡川沿いを都橋へ向かって行くと昔ながらの懐かしい雰囲気の入口が見えてきます。
老舗レストラン「洋食キムラ」です。看板もレトロタッチないい味わいですね。
初代シェフが米軍の厨房を手伝いながらハンバーグの基礎を、さらに独自なデミグラスソースを作り上げました。このオリジナルな味は現在3代目に引き継がれています。
お店は入ると中二階、2階があります。
2階の大きなテーブルへご案内頂きました。6人用の席、何だか申し訳ない。
内装はシンプルで懐かしい感じ、そして清潔感漂う凛とした雰囲気。
メニューは人気のハンバーグをはじめ、ビーフシチューやカニクリームコロッケも人気とのこと。
オーダーは人気のハンバーグセット。プチサラダが付いて1,660円です。
サラダが運ばれてきますが、まずドレッシングのフレッシュさに引き込まれます。
オイリーの中にキリっとした酸味とスパイスが効いていて、これだけでも食べる価値あり。
ハンバーグはシェル型の鉄板で登場。まだ生の状態の卵が脇を固めています。
ヴィジュアルで驚かされます。見てください、この熱々の勇姿を。
見るからに美味しそうな、つやのあるデミグラが更に期待感を高めてくれます。
ナイフを入れてみます。とても柔らかで表面も固くなく肉汁があふれ出ます。
前処理か?火入れか?、焼き方に秘密がありそうです。この感じは簡単には出せません。
他店のそれとはまったく違います。ナイフがいらないくらい。
口に運ぶとこの柔らかな食感がデミと相まって何とも言えない幸せな味が口の中一杯に。
酸味がかなり強いデミグラなんですが、甘みも強く感じられる特徴あるソースです。
少々お値段はお高めですが、他では味わえない納得の逸品です。
文明堂茶館 ル・カフェ 伊勢佐木町
カステラ一1番、電話は2番♪♪、あの仔熊のダンス、懐かしいですね。
関内で働く物としては外せない文明堂さんの喫茶部門を訪ねます。
カステラは400年以上も昔の戦国時代、キリスト教とともに鉄砲などと伝来した食べ物。
長崎出島に伝えられた「カステラ」が時代の移り変わりとともに横浜文明堂で研究が重ねられ
他では真似のできない製法で製造する現在に至っているそうです。
明治33年に長崎で創業した文明堂は、昭和8年に現在本店がある伊勢佐木町に店を構えます。
喫茶室「ル・カフェ」は、横浜文明堂の店舗奥。お向かいが有隣堂書店さんなので本を買った帰りにチョコっとひと休みするにもピッタリなお店です。
店内は天井も高く広々としており、南蛮船のステンドグラスが雰囲気を盛り立てています。
メニューも豊富で定番のカステラ、三笠山、パステル、カステラにバニラアイスやラムレーズンクリームを挟んだ横浜憧憬などスイーツ天国。
夏のイチ押しメニューは「グラッソンブリゼ」、これはかき氷で白玉金時や抹茶が人気のようですよ。
私は定番のカステラとコーヒーのセット、850円をいただきます。
煎茶とのセットもありますよ。
出てきたカステラは結構分厚いのですが、それよりザラメたっぷりなのに驚かされます。
カステラでザラメといえば福●屋さんと思っていたので、これには感激。
このカステラ、濃厚なお味はもちろんですが「ザラメの食感」が最高。
ほどよい苦みのコーヒーはカステラとピッタリ、むかし喫茶店で味わったお味で満足です。
パステル(どら焼きの皮)に生クリームの組み合わせも気になるところ・・・次回はこれ。
スイーツ好きには、このクオリティーがたまらないと思いますよ。
因みに現在の横浜文明堂と文明堂東京は別の会社。
どらやき(三笠山)とか食べ比べしてみるのも面白いですね。
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